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株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

No.12 社長インタビュー

サン・マイクロシステムズ
スコット・マクネリー会長からのメッセージ

人物写真
サン・マイクロシステムズ
会長 兼 CEO
スコット・マクネリー様

サン創設者の一人。
1984年から社長兼会長兼CEOを務めている。
技術者がトップになるケースの多いハイテク企業には珍しく、ハーバードを卒業後、スタンフォードの大学院で経営学を学んだ経歴をもつ。
彼は会社の設立以来、ネットワークという言葉を呪文のように繰り返してきた。
「サンが他の会社と決定的に違うこと。それは、"The Network Is The Computer"という哲学が、我々の細胞のDNAの中にまでしっかりと組み込まれている点である」。

1954年米国インディアナ州生まれ
1976年ハーバード大学卒業(経済学士)
ロックウェル・インターナショナル社 入社
1980年スタンフォード大学大学院卒業(MBA:経済学修士)
オニキス・システム社 入社
1982年サン・マイクロシステムズ社を設立。
副社長に就任
1984年同社 社長、会長兼CEOに就任

Dear readers,
I'm happy to learn that Hitachi Zosen Information Systemshas chosen to carry a feature on Sun Microsystems in this issue.

皆様こんにちは
私は日立造船情報システム株式会社様が、本誌にてサン・マイクロシステムズを掲載に選んでいただけたとお聞きして非常に喜んでおります。

From the beginning, we have always placed a high value on our relationships with the manufacturing industry.
Today, network-based integration of CAD/CAM solutions is essential for improving the productivity of manufacturers on a departmental and company-wide scale.These new solutions, commonly known as PDM, Supply Chain Management and ERP, are highly sought after by forward-thinking companies.

設立当初より、サンは常に製造業界とのリレーションシップを重視してまいりました。今日、ネットワーク・ベースで統合されたCAD/CAMのソリューションは、部門的にまたは全社的に製造業者がより生産性を向上させるために欠かすことのできないものであります。これらの新しいソリューション、一般的に知られていますERP, SCMそしてPDMは進歩的な企業において求められています。

Whether it's using our industry-leading SPARC/Solaris platform and Java technology or innovating new technologies, you can be sure well continue to provide open, network-based solutions that best satisfy the market needs.

このようなソリューションが、業界をリードするSPARC/Solaris のプラットフォームを使い、Javaの技術を使っていることや、あるいは新しい技術を革新させているということにおいても、皆様にはサンがネットワーク・ベース・ソリューションにおいて市場の要求を最も満たすオープン環境を提供し続けることを確信していただけるはずです。

Scott McNealy
Chairman and CEO
Sun Microsystems, Inc.

米サン・マイクロシステムズ
会長兼CEO
スコット・マクネリー

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米国サン・マイクロシステムズ
マーケット・ディベロップメント・マネージャー
ウィリアム・ジェラウド
スコットの挨拶の通り、サンの歴史は製造業様とともに発展したと言っても過言ではありません。ここで、昨年10月に開催させていただきました「Sun Indstry Summit '98」での講演「サンの考える製造業」をご紹介させていただきます。

Sunの考える製造業~Indstry Summit '98より~製造業のトレンドについて

近年の製造業を見てみますと様々な問題が起こっているように思います。
まず、最初に挙げられるのはグローバルな競争というものです。グローバルな競争を展開するためには、企業自体がグローバルな企業である必要がありますし、実際製造業界そのものがグローバル化されているのが、現在の状況です。また、グローバル化は皆様のビジネスのやり方にも影響を与えているように思われます。例えば中央でエンジニアの組織を持つのではなく、組織を分配させてグローバルに展開されていらっしゃる企業があります。このようなことを皆様が実践するためには、インフラやソリューションを確保しなければなりません。でなければ皆様は必要な情報に24時間アクセスすることができないからです。
もう一つ製造業における興味深いトレンドは、製品がカスタマー指向のコンセプトで製造されているということです。
従来は大量生産というプロセスで生産されてきたものですが、カスタマー指向により様々なバリエーションが出てきました。そして、お客様毎のIDといった情報を付加されて様々なバリエーションで生産されていることも多いかと思います。今後、21世紀における製造業では、マス・カスタマイゼーションという考え方が導入されるでしょう。ですから、それぞれに異なる製品が製造ラインにのってくると思います。そしてそれぞれの製品が異なるお客様のために造られ、お客様の独自のオプションを付けて製造されるのです。
そして、製品の設計、製造の手法(方法)においても、この業界の中で競争力がなければいけませんし、ビジネスにとって製品が戦略的でなければなりません。
では、プロセスはどうでしょうか?

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ハイエンド・サーバ市場で他社を圧倒するパフォーマンスを実現
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この方法においても社内ですべて行う方法や、あるいは社外にアウトソーシングすることが考えられます。そして、サプライヤをチームの一員として協力してもらう体制も必要になっていくでしょう。設計や生産の役割を担ってもらったり、あるいは最終製品の組立を依頼することもでてくるでしょう。ですから、我々がビジネスを行う方法あるいは設計に関しても大きく変わっていくと思われます。
さらに興味深いトレンドとしては、製品を市場に投入する方法についてです。
インターネットのような技術を用いることにより、これまでとは違う投入の方法が可能になると思われます。異なるチャネルを使っての製品の販売も可能になるでしょう。ですから、セールスやサービスの方法も変わっていくと思われます。

製造業はこのような様々なやり方で、コストを削減し、また競争力を強化する必要があると思われます。
また、忘れてはならないのは、企業はいろいろな国の様々な政府の規制、規格に準拠しなければならないということです。そしていろいろな国にある異なる物に準拠しなければなりません。ビジネスがグローバル化するといろいろな国や地域で製品を販売していきますが、それぞれの製品に関して異なる規制があるのです。ですから、製品を設計する際にもこのような規制についても考慮する必要があります。

また、今後は排出物やリサイクルについても考慮する必要があります。
このようなトレンドや条件が、内部のインフラに大きなインパクトを与えるような時代になってきました。今日、情報技術のインフラやグローバルな製造組織をサポートするためのソリューションを提供していかなければなりません。また、社内だけではなくサプライヤーもこのプロセスの中に取り込み、そしてチームとして作業していくための企業間のブリッジをソリューションとして提供しなければなりません。そして、リアルタイムに全てのサプライヤーに情報を提供しなければなりません。24時間リアルタイムで提供しなければならないということには、いろいろな要素が必要です。そこに、いろいろなIT ( Information Technology )のインフラの問題があるのですが、まだ多くの企業で解決されていません。しかし、21世紀に向けてこのような方向に進んでいかなければならないことは間違いありません。

サプライ・チェーンとJava

サプライ・チェーンは、最近において極端に多く使われ始めている言葉です。ところがサプライ・チェーンは様々な意味を含んでおり、一部誤解されていることもあります。しかし、サプライ・チェーンというのはプロセス、設計、製造、販売の各分野を統合するものです。ということで非常に幅広い分野を意味しているのです。サプライ・チェーンによっては製造を中心にしたものもあります。スケジューリング、プランニング中心のものもあり、営業を中心にしたサプライ・チェーンもあります。また、サプライ・チェーンで倉庫管理などいろいろなビジネスの部分が関わってまいります。そして、サプライ・チェーンは、顧客管理として重要な側面も持っております。

今日、このような技術はWebベースになっていますので、インターネットの環境を社内に展開することが、サプライ・チェーンのソリューションをサポートする原動力となるのです。
では製造の現場ではどうでしょう。
伝統的に、組み立ての現場ではいくつかの高機能機器を使用し、いくつものオペレーションを行っていますが、他の周辺機器との接続が無いということがあります。たとえいくつかの機器は接続されている場合でも、これらの機器の情報が、エンタープライズ環境(全社システム)にはフィードバックされていないということがあります。これらのコントローラが付いている機器は、プロプライアティー(分野特有の)なテクノロジーを使っております。ただ、将来の方向性としてJavaベースのテクノロジーを使っていくことでしょう。これにより別々のコントローラを持つ機器同士で相互通信ができるようにしていくのです。

混在環境の情報インフラ

現在の企業内の情報インフラについて興味深いことの1つは、情報設備の環境が異機種混在であるということです。UNIXもWindowsNTもありますし、メインフレームの技術も使われています。この他のOSや異なるバージョン、異なるリリースも使われております。ですので様々な異なるソリューションをうまく組み合わせていく必要があります。

この問題を解決するソリューションの1つとして、組織内のOSを一種類に置き換えていく方法があります。しかし、この方法は費用が高くつき現実的ではありません。
これまでいろいろな議論が、何年も繰り広げられてきましたが、異機種の環境は今後も続いていくと考えられます。というのもそれぞれの機種が、それぞれ異なるサービス、機能を持っているからです。

しかし、21世紀を考えると、現実のソリューションを考えなければなりません。そのため、異機種同士をうまく統合し、内部において情報を共有しながら管理できるようなインフラでなければなりません。そして、そのためにはインターネット、イントラネットベースの情報バックボーンでなければなりません。

Javaベースの技術を用いることによって、ソフトウェア・ベンダや企業内のソフトウェア開発においてもOSに依存せず、またどのような環境にでも対応可能な開発を可能にいたします。そのことによって柔軟性が増しますし、何より相互運用性が実現できます。将来的に必要になってくる相互運用性が、確保されるわけです。
最後にサンの観点からまとめさせていただきます。サンは現在、多くのベストソリューションといわれるパートナー様と協力しております。今後も様々な技術やソリューションを持っているパートナー様とともに情報技術を提供していくことをお約束いたします。

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