人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
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No.14 | システム紹介
HZS鍛造プロジェクト
(社)日本塑性加工学会より「技術開発賞」を受賞
金型システム事業本部
鍛造プロジェクト 中島 庄治
技術開発賞

1999年5月13日から5月15日、日本工業大学(埼玉県)にて開催された、第30回塑性加工春季講演会において、(社)日本塑性加工学会「技術開発賞」を受賞いたしました。

本学会は、会員数4000名余の学会であり、塑性加工に関する工法、材料、機械等の多分野にわたり、日夜研究を行った成果発表の場でもあります。研究の成果は国内のみでなく、欧州や北米、アジアの近隣諸国においても発表され、国際的な交流も盛んです。

私共は、平成6年から4年にわたり、鍛造業界の抱える問題を解消するための研究開発に取り組んできました。その結果、軸対象製品、コンロッド製品、ハンマ製品を対象とした設計支援システム(FONEST)を開発し、数社の鍛造メーカに導入していただくまでの成果を得ることができました。

表彰式は200名を越える参加者の中、高橋会長より業績と開発メンバー1人1人の名前が読み上げられ、代表者に賞状と賞冠が手渡されました。贈呈された賞は、技術開発賞を含む9つの賞があり、各関係者に授与されました。

日本の最先端技術の発表の場である(社)日本塑性加工学会において、栄えある賞を受賞できたことは、(財)鍛造技術研究所と早稲田大学 本村教授のご指導を初めとし、研究開発にご協力いただいた17社の鍛造メーカ並びにプレス機械メーカの方々のおかげであり、ソフト開発メーカとして業界に貢献できた証であると考え、厚く感謝いたします。