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株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

No.18 システム紹介

EOSINT-M250 XtendedとDirectSteelのご紹介

RP事業部
システムサポートグループ
グループマネージャー 古川 治男

EOSINT
図1
EOSINT-M250 Xtended

これまでEOSINT-M(開発元:ドイツEOS社)はブロンズニッケル系の材料であるDirectMetalを使用し、数千ショットの射出成型用金型を短納期・低コストで製作できるレーザー焼結型RPシステムとしてお客様にご提供させていただいてまいりました。

おかげさまを持ちまして、既に日本国内で10数台の実績をあげることができております。

今回は新たにEOSINT-M250の上位機種としてリリースされましたXtendedをご紹介いたします。

EOSINT-M250 Xtended(図1)は新たにリリースされた鉄系材料DirectSteel50-V1を使用可能な新世代のレーザー焼結型RPシステムです。

主な特徴

  • Atmosphere moduleは、窒素ガス発生装置とそれを制御する装置で構成されており、DirectSteelでの造形に不活性ガスを供給すると同時に埃等からスキャナー、レンズを保護します。
  • スキャナーミラーを積極的に冷却することで、高レーザーパワーに長い間さらされていても、高精度を保証しています。
  • 高強度、高剛性の機械と改良された部品が最高の精度と耐久性を保証しています。
  • 造形サイズ 250mm×250mm×185mm
例
HammerDrillCoverの金型造詣例
例
携帯電話の金型造形例

もちろん、既存のM250のお客様はXtendedにアップグレードしていただくことも可能です。新材料のDirectSteelは世界で初めて鉄系粉末を直接レーザー焼結することができる材料です。

DirectMetal同様にEOS社とフィンランドのRapid Product Innovations (旧社名Electrolux Rapid Development)社で共同開発され、その長所を全て受け継ぎ、かつ更に高い機械特性(引っ張り強さ:500N/mm2、HRC22相当の硬度)を持っています。

推奨積層厚さはDirectMetal同様に50μmです。造形後の密度は90数%と高く、DirectMetalのようなエポキシ含浸は不要で、もちろんオーブンでの焼成やバインダー除去などの必要も無く、DirectToolingの言葉がふさわしい材料です。

数十万ショットのプラスチック射出成形にも適用でき、本格的な量産型としてお使いいただけるだけでなく、ダイキャスト型などのこれまでのRPでは考えられなかった分野への適用の可能性も秘めています。

EOSINT-Mは金型の製作期間の短縮・製作コストの削減に大いに貢献できる画期的な装置です。今後もアップグレードによる装置の改良や、材料の新たなる開発も予想されており、更に皆様のお役に立てると確信いたします。是非、ご検討いただきますようお願いいたします。

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