人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
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No.27 | システム紹介
ORACLE Award 2002受賞
SI統括部 副統括部長 岡野 健一

HZSは、平成14年7月11日に日本オラクル株式会社から「ORACLE Award 2002 Showcase of The Year Projects Solution Template」を授与いたしました。この賞は2001年度に日本オラクル株式会社の製品を使い、新しいビジネススタイルを確立したことに対して与えられたもので、ここに受賞内容の概要をお伝えします。

SI統括部では、平成13年6月から平成14年3月までの10ヶ月をかけて住友電設株式会社殿の会計、購買管理などの基幹系システムをORACLE ERP(E-Business Suite)を使って構築しました。このときのERP導入手法は日立造船株式会社でERPを導入した際に開発したソフトウェアを受注生産型企業向けTemplateとして活用したことにあります。この手法により、ERPに不足している操作性、日本の商習慣、帳票などの開発を大幅に削減し、テスト工程が短縮でき、システム構築費用が従来手法より大幅低減しました。

人物写真
右から2人目:HZS岡野

従来、ERPを使って基幹系業務システムを構築するには期間は2年くらい、金額は総費用(ハード購入、ソフトウェアライセンス費用、開発費用など)が10億円以上になることが一般的でしたが、HZSのERP導入手法を採用すれば、システム構築費用、構築期間共、従来の半分以下程度でERPを使った基幹系システムを構築することが可能となりました。

このことは、今までERPは高くて、システム構築期間が長いというイメージがあり大企業以外ではERPの導入が見送られていたのを、より多くの会社でもERPを使って企業システムを刷新することが可能になったということで、画期的な導入手法といえます。

HZSでは、今後この事業分野を拡張し、たくさんの企業に安価で高品質の基幹系業務システムをご提供いたします。