株式会社フィアロコーポレーション 専務取締役 岩崎 晃彦 様 |
去る11月6日、幕張メッセにて17日間にわたって開催された東京モーターショーが、151万人の来場者を集めて成功裏に閉幕しました。その晩、静まり返ったイベントホール会場で後片付けをしながら、出展車両「P67bETERNITY」を前にして、デザイン開発会社として、新たな一歩を踏み出したという実感がこみ上げてきました。
1939年に木型業者として創業した弊社は、現在ではオートバイや自動車の新車開発業務に幅広く携わらせて頂いております。
コスト競争力にも限界が見える日本の製造業が生き残っていくためには、ハードではなく、ソフト面での差別化を図り、お客様から「フィアロには何かがある」と期待されるような存在にならなければと日々感じていました。
今回の出展は、単に技術開発という目的だけではなく、仕事の垣根を越えて様々な人々と直接触れ合うことで、デザインや物造りが秘める可能性の大きさを、スタッフと共に体感出来たことが何よりの収穫でした。
また、この機会にHZSとは、ICEM Surfのこれからについて多くの議論をさせて頂きました。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げたいと思います。
現在着工中の新社屋(埼玉県新座市)には、デザイナーや設計者の方々の「想いや夢」を最高のかたちで表現出来るような環境を整えるつもりです。次世代の新しい価値を生み出すきっかけづくりに、ぜひ有効活用していただければと思います。これからもフィアログループは常に最先端の技術やデザイン開発に挑戦し、提案型デザイン開発企業として様々なアイデアを世界に発信し続けます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。