人とシステム No.100
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From NDESオートモーティブソリューション事業部事業部が取り組んでいる ソリューションの紹介 当事業部では、お客さまが採用しているシステムに対して、その技術をいち早くキャッチアップし、カスタマイズや関連システムとの連携などを行うことでお客さま独自のシステムを構築しています。私たちが扱っているシステムは、3次元統合CAD/CAM/CAEシステム、共通プラットホーム、PLM/ALMアプリケーションなど多岐にわたります。現在、3DEXPERIENCEのCATIA V6への適応プロジェクトにアライアンスパートナーと共に参画し、CATIA V5で過去に手掛けてきたシステムの移植、構築を行っています。 システムの維持・メンテナンスについては、24時間稼働しているCADデータ管理システムであるENOVIA V5 VPMに対応するサポート、システム運用を担当してきた実績があります。海外事業所からの利用もありますので、ダウンタイムがないようにお客さまとは密にコミュニケーションを取り、問題が発生した場合には迅速に対応できる体制を整えています。その他のソリューションの取り組みとして、“開発環境のクラウド化”や“オンプレミスからのクラウド化”が挙げられます。事業部の将来ビジョン 自動車業界の大きなテーマであるCASE(コネクテッド、自動化、シェアリング、電動化)に関しては、お客さまの研究開発ステージに対して、どのようなシステムを構築したらいいのか、お客さまのニーズに応える仕組みづくりにMBSE/MBD視点を中心に取り組んでいます。これからの4事業部のご紹介(1)自動車業界向けにソリューションを提供するオートモーティブソリューション事業部は、自動車メーカー様が利用されているシステムにおいて、エンジニアリングに関連したシステムの開発、構築、維持、メンテナンスを行っています。また、CAEによるエンジニアリングサービスもご提供しています。オートモーティブソリューション事業部が注力しているのは、お客さまである自動車メーカー様からの相談事に対して、蓄積してきた知識や技術力をベースに、新しいものづくりに応じたシミュレーション技術を取り入れながらシステムに対するソリューションをご提供することです。PROFILE1995年に日立造船情報システム株式会社(現NDES)に入社し、Space-EのCAM機能の開発に従事する。2000年より3次元CAD/CAM「CATIA V5」による金型業界に向けたモジュール開発を担当。2003年には自動車メーカー様向けシステム開発に携わり、2016年に現職であるオートモーティブソリューション事業部長に就任。気分転換は、休日においしいものを食べ歩くこと。吉田 晃一NTTデータエンジニアリングシステムズオートモーティブソリューション事業部長Koichi Yoshida100年に一度の変革期にある自動車業界向けにソリューションを提供しています16人とシステム No.100 July 2021

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