17SYSTEM & INTEGRATION2020年以降のコロナ禍において、生産管理システムの役割がこれまで以上に高まってきています。今後のポストコロナ時代においては、しっかりとした生産管理システムを中核に置き、社内に散らばるアナログ情報や暗黙知などをデジタル化してひも付けることで生産性を高めていくことがDX実現の一つの在り方と考えます。弊社のDX戦略に向けたオプション製品群の中から2製品をご紹介します。(1)Web実績収集オプション「Dr.工程PRO」の実績をスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末から入力できるようにします(図3)。すでに多くのお客さまにご利用いただき、大幅な生産性向上に貢献しています。主な特長は次の通りです。◉携帯端末を活用した作業予定照会・実績収集が可能である。◉パソコンを置けない場所からでも、リアルタイムな作業実績の収集が実現できる。◉着手・完了のみでなく、中断・継続や応援作業もカバーするなど、パソコン版と同等の機能を搭載している。他にもさまざまな特長があります。ぜひお問い合わせください。(2)機械稼働連携オプション無人加工機の稼働実績を収集するためのオプション製品です(図4)。加工機との直接連携の他、各種制御機器との連携が可能です。主な特長は次の通りです。度の高い実績が計上できる。◉着手や状態切り替えは、分かりやすい画面からシンプルな操作で入力が可能である。◉機械ごとの稼働履歴・稼働率・アラーム発生時間などをビジュアルに表示できる。各種の稼働信号収集方式に対応しており、複数の対応パターンを組み合わせた構築も可能です。詳しくはお問い合わせください。「Dr.工程Family」は、本稿で述べている通り、ひたすら製造現場での使いやすさを目指し続けています。コロナ禍において営業活動や技術サポートも制約を受けましたが、オンラインによるサポートや商談も行っており、これまで以上のサービスをご提供すべく活動しております。「Dr.工程Family」のお問い合わせについては、NTTデータエンジニアリングシステムズまでお願いいたします。また、Dr.工程紹介セミナーを2022年1月25日に開催します。詳しくは、本誌P18-19をご覧ください。 図2 Dr.工程PROの特長です。スケジューリング結果はいくつかのパターンを比較検討した上で確定できるため、加工現場への影響も少なく適切な日程計画を短時間で作成することが可能です。 図3 スマートフォン・タブレット端末の利用 図4 機械稼働連携オプション◉機械から収集した稼働信号を基に、「Dr.工程PRO」に精ポストコロナ時代に効果を発揮する「Dr.工程PRO」オプション製品おわりに
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