Masato Nakamura2NDES(左)・mdn様(右)うるま市長中村 正人 様海中道路勝連城跡mdn様とNDESが隣り合って入居する素形材産業振興施設の建つ中城湾港新港地区。うるま市と沖縄市にまたがるこの地区は、半導体・電子部品関連やFA・ロボット関連、航空整備パーツなど高付加価値製品を扱う企業をはじめ特色ある企業が立地しています。沖縄県うるま市【人口】 約125,700人【面積】 87.01平方キロメートル【市制施行】 平成17年4月【主な産業】 農業、畜産業、漁業、加工交易産業平成17 年度に具志川市、石川市、勝連町、与那城町の4 市町が合併。沖縄県中部の東海に位置し、県都那覇市から約25km の距離にあります。また、金武湾と中城湾に面し、東南部に広がる勝連半島の北方海上および東方海上には、有人、無人の8 つの島々があり美しい風景と豊かな自然環境に恵まれています。ものづくり産業振興の注目エリア沖縄県 中城湾港新港地区東 沖縄県うるま市の中城湾港に建つ素形材産業振興施設に、私たちNDESは2012年から研究拠点としてマニファクチャリングラボを設立し、以来、金型製造業向けCAD/CAMソフトウエアの研究開発や工作機械を使いこなすためのマシニングエンジニアの育成に取り組んでいます。こうした活動が進められるのも、産業振興が盛んなうるま市とものづくりのプロであるmdn様のご支援があるからだと思っています。中村 中城湾港新港地区はうるま市の加工交易型産業の拠点で、経済特区として指定されています。この地区には、県内外から高付加価値型のものづくり企業を集めていて、中でもmdn様とNDESが入居している素形材産業振興施設には、沖縄県内におけるものづくり基盤の活性化を目的に、素形材関連企業を誘致しています。私は2021年5月の市長就任前の市議会議員を務めていた頃から、この地区でどう産業を発展させていくか、そして、沖縄の若い人たちにその産業でどう活躍してもらうかを考えてきました。その中で金城様には、大変なご尽力をいただいています。金城 私は、長らく静岡県で金型に携わってきましたが、生まれ故郷でもある沖縄にものづくりの可能性を感じていました。そして、日本金型工業会の後押しを受けながら、沖縄のものづくりの基盤を作ろうという思いを持って、2009年に沖縄県うるま市へと活動拠点を移しました。ものづくり不毛の地ともいわれていた沖縄の地でものづくりを広げていくには、まず産業としての基盤を整え、マーケットを生み出す必要がありました。沖縄県は、地理的にアジアとの取引や技術交流うるま市で広がるものづくり産業は未来への希望になると思います
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