人とシステム No.104
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SYSTEM & INTEGRATION9従来のSpace-Eをご契約中のお客さまは、新商品のSpace-E/CAM 2022への移行を無償で行えます。また、従来のSpace-Eで作成した加工工程を取り込んで流用することができるため、新システムへの移行を円滑に行え、蓄積したノウハウをすぐに活用できます。現場の即戦力となるSpace-E/CAM 2022で高品質・高能率加工を実現します。今後は、5軸加工用のCAMシステム、CADシステムのリリースを予定しており、新商品の拡充を行います。MFS-OKINAWAを通して、さらなるCAD/CAMシステムの進化を続けていきます。新しいSpace-E/CAM 2022にご期待ください。 図5 従来のSpace-E/CAMのUI 図6 新しいSpace-E/CAM 2022のUI 図7 加工工程を利用したCAM設定時間(分) 図3 ストック自動認識ツーリング干渉回避による高品質加工工具の突き出し長さに合わせてツーリングの干渉を回避する効率的かつ高品質な加工が可能です。指定したホルダ・工具の突き出し長さで干渉する場合は、干渉を回避した形状を自動計算し、最適な加工経路を作成します。従来のSpace-E方式は、干渉箇所で経路を切断することになり回避動作が多くなっていました。新しい方式では、干渉を回避するための移動距離が最短になり、連続した加工ができます。さらに、未加工の領域は自動認識して次の工程の加工経路を作成できるので、 オペレーターの手間を削減できます(図4)。 図4 突き出しの長さに合わせたツーリングの干渉回避最適な操作性おわりに優れたユーザーインターフェースによる最適な操作性ユーザーインターフェース(UI)の最適化を行い、誰でも簡単に操作できる高いユーザビリティを実現しました。CAMのメインパネルでは、モデル、加工工程全体の流れ、加工条件、経路の確認など一連の作業を1つの画面で行うため、さまざまな情報を一目で把握できます。また加工範囲、工具、加工条件などの設定を1つの機能パネルに統合し、入力や確認が必要な項目を分かりやすく表示します。これにより、初心者でもスムーズな操作が可能です(図5、6)。CAMの設定時間は、従来に比べ約60%短縮します(図7)。

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