6人とシステム No.104 October 2022From NDES株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズーに情報を収集し、機械学習を利用した全文検索、あいまい検索、レコメンド機能を開発しました。今後はコンテンツを増やす取り組み、クラウド化を視野に入れて取り組む予定です。新事業企画室長 髙岡 忠夫Tadao Takaoka 新事業企画室は、デジタル化によるお客さまの企業価値を向上、持続可能な産業社会づくりに貢献する革新的な事業やサービスの提案および創出を目的に発足しています。組織としては、DX推進部と営業部で活動しています。 過去2年間の活動では、デジタル変革に必要となる要素の分析・分類、新たなサービスを創出する計画・実行において、数多くのケーススタディーに取り組んできました。そのケーススタディーを整理するとともに、さまざまな観点から検証と検討を重ねた結果、新しいサービスをご提供できるようになりました。新事業企画室は、過去2年間においてデジタライゼーション実現のための最新技術における研究開発の成果をベースとし、2022年4月にスタートしました。これまで実施してきた人材育成やクラウド基盤の整備、ケーススタディーによる検証・分析などは、お客さまのIT活用の可視化と最適なデジタル化を提案する上で重要な要素だと考えており、今後の新しいサービスへのご提案につなげていきます。これまでの歩みとこれからのビジョンケーススタディー 実施したケーススタディーの一部をご紹介します。(1)クラウドライセンスサービス 初期投資や環境維持の負担を軽減するため、アプリケーションストリーミング配信サービスの検証を行いました。クラウド環境でアプリケーションを配信することで、ユーザーの利用状況を確認・分析することも可能になりますので、新たなサービスのご提案にもつなげていきたいと考えています。(2)不具合の予兆検知 撮影した工具画像から工具の摩耗状況をAIで自動判定する仕組みを作り検証しました。クラウド環境に構築した工具摩耗判定サイトに、工具の画像を手動でアップロードすると自動的に結果を出力します。この取り組みで、AIの画像認識による判定と人間の判定を90%一致させることができました。今後も引き続き取り組んでいきます。(3)ノウハウ共有(技術伝承) 分散されたノウハウを共有し、テレワーク環境でも自己解決できる手段の検証を行いました。インデックスサーバ新サービス 新事業企画室がご提供する新サービスをご紹介します。(1)製造業向けアプリケーション共通プラットフォーム ものづくり業界向けクラウドサービス(Manufacturing-Space)を2013年10月から8年間運営してきました。一方、製造業においてクラウド環境への需要が急拡大することを見据え、新しい製造業向けアプリケーション共通プラットフォームを構築しようとしています。このプラットフォームは、同業ベンダーとの相乗効果を狙っています。私製造業のデジタル改革を実現する新事業企画室
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