SYSTEM & INTEGRATIONProject-Spaceは、設備工事、建設、造船、橋梁、新電力等、受注生産型製造業に特化したERPソリューションです。NTTデータグループで開発した純国産となるERPのBiz∫(ビズインテグラル)をベースとしたProject-Spaceは、業界特有の機能を実装していることでカスタマイズを最小限に抑えることができ、企業の主要業務を支える基幹業務システムを構築できます。本稿ではリリースを予定しているProject-Space Ver3.0(以下、Ver.3.0)の概要についてご紹介します。※リリースの内容は予告なく変更することがあります。Project-Space Ver.3.0は、Biz∫の新バージョンである3.0へ対応しました。Biz∫3.0では、お客さま固有の機能を追加する開発方式が強化されました。この強化に伴い、Project-Spaceと外部アプリケーションの連携などを容易に実現することができます。今後もベースとなる統合基盤intra-mart、ERPパッケージBiz∫の新バージョンに対応し、新しいテクノロジーを採用していきます。定められた新収益認識基準に対し、必要な機能を追加しました。・原価回収基準への対応工事が始まる前に総売上と総原価が確定しなくても売上計上を実施できる「原価回収基準」に対応しました。「原価回収基準」は、回収することが見込まれる費用の全額で収益を認識させるため、売上時の売上高に発生原価を設定します。・契約資産、契約負債の管理契約資産および契約負債の管理は、仕訳定義にて調整することができます。②電子帳簿保存連携国税関係帳簿書類の電磁的記録による保存など、スキャナー保存制度、電子取引のうち、以下の機能を強化しました。14 図1 Project-Spaceの構成株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズビジネスインテグレーション事業部 第二営業部 営業課 担当課長松村 卓範 図2 工事区分に原価回収基準を追加Biz∫ Ver3.0への対応はじめに機能強化①新収益基準の対応日本の会計基準を国際的な会計基準に合わせる方針から、受注生産型製造業向けのERPソリューションProject-Space® Version3.0のご紹介
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