人とシステム No.106
12/24

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ職を皮切りに営業、スタッフなど各職種に対象を広げ、社員の誰もがお客さま価値を高めるProfessionalになるよう、日々研鑽を積んでいきます。取締役 増田 敏郎10人とシステム No.106 July 2023From NDESToshiro Masuda 中期経営計画のスローガンにある「お客さまのビジネスを成功に導く新たな価値を創出・向上させる」には、私たち自身の価値を高めることが重要です。ビジネスで価値を生むものは二つに集約され、その一つは私たちが提供するソリューション、もう一つはそのソリューションに関わる人財です。社員一人ひとりが専門的な技術力や、お客さまの悩み事や課題を一緒に解決していける提案力やコミュニケーション力を身に付けることは非常に大切ですが、これには現在取り組んでいる、人財育成、働き方改革、価値創造プロセスの三つの施策が大きく関わっています。2022年4月にスタートした中期経営計画の基本方針の柱の一つに「社員の成長や技術の研鑽に投資し、弾力的で持続可能な事業とワークインライフを追求する」ことを掲げています。会社の財(たから)である社員の成長を支え価値を高めることで、お客さまや社会により高い価値をご提供できます。私たちが取り組んでいる、新しい人財育成の仕組み、働く環境の整備、SDGsについてご紹介します。社員の価値を高める環境を整備人財育成合言葉は“Be professional.” これまでの人財育成施策をさらに強化するため、社員の基本を磨く共通スキルと、職種固有の技術力を高める専門スキルからなるキャリアプランを全社的に体系化しました。これが、NTTデータグループの人財育成の理念をもとに組み上げた、私たち独自の人財育成の枠組み「NDES-CDP(NDES-Career Development Program)」です。社員一人ひとりが自らのキャリアを意識してどのようにスキルを培っていくかを考え、上長と共に年間の教育、研修計画を立て、半年ごとに振り返りと成長を確認するというサイクルを回していくことで、継続的な人財の底上げを図ります。 SI力やプロジェクトマネジメント力といったシステム開発、運用スキルの向上には、NTTデータグループ内の教育メニューも活用しつつ、自社ソリューションの開発に必要な私たち独自の専門技術については、社内コミュニティー活動などを通じてベテラン社員から若手社員へ脈々とノウハウを受け継いでいきます。専門スキル向上は、まず開発働き方改革NDESの目指す「新しい働き方」社員一人ひとりが仕事に専門性や創造性を十分に発揮でき、それが企業の生産性の向上と事業の成長にもつながるためには、働く環境づくりが大切な要素です。当社では、時間単位で取得できる有給休暇制度や柔軟な時差出勤制度、育児や介護の支援制度など、社員のワークインライフに合わせた働き方と企業としての事業発展を両立させる環境づくりを進めてきました。また、2020年からのコロナ禍においては、社内のネットワーク環境やOA機器の拡充を図社員の人財力向上でお客さまに高い価値を

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る