11り、以前から取り組んできたテレワークを促進し、昨年までは概ね全社出社率3割以下で事業を続けてきました。これは、IT企業としてITの有効性を自ら実証する良い機会になりましたが、その一方で、テレワーク主体の勤務形態は、対面でじかに話すコミュニケーションの大切さを再認識することにもなりました。今では、フリーアドレスや斬新なフロアレイアウト、対面研修の実施などオフィスワークを再活性化することにも取り組み、出社とテレワークのハイブリッドな働き方を展開しています。活動参加など身近なところからもSDGsのゴール達成を目指しています。 ITソリューションの開発や運用自体による原材料やエネルギーの消費を抑えつつ、AIやデジタルツインなど先進的ITを製造業へ適用することは、一連のものづくりプロセスの省資源化や環境負荷低減に役立ちます。これからも、お客さまの環境事業や新しい価値創出への取り組みに私たちのソリューションがどのように貢献できるか、ご提案してまいりたいと考えています。Fresh Value Team 本年度から、新世代の視点でプロアクティブな活動を行う新たなプロジェクト「Fresh Value Team (FVT)」をスタートさせました。入社3年目、5年目、7年目の若手社員が集い、SDGsを軸に私たちの社会的価値を高める活動を発案から実行まで自主的に展開しています。その成果は、全社の事業活動や社内外への情報発信に活用していきます。 今回ご紹介した取り組みをはじめとして、たゆみなく社員の価値を高めていくことで、お客さまや社会にとってEssentialな存在になれるよう、今後も私たちは時代の変化に対応した価値創出の営みを続けてまいります。NDES-CDP(NDES-Career Development Program)の概要おわりに価値創造プロセス私たちのSDGs 社会やお客さまに対して、事業発展という経済的な価値だけでなく、環境保護や人類共通の課題解決といった非経済的な価値で貢献することがますます企業に求められる中、私たちならではのSDGsを推進しています。NTTグループは「2040年度カーボンニュートラル実現」に向け、コピー用紙の原則廃止や温室効果ガスの削減に取り組んでいますが、私たち社内の一例として、熱でトナーを消して再印刷できる複合機の導入があり、設計受託業務における図面用紙の再利用と新規購入量削減に大きく寄与しています。そのほか、社用車の廃止やEV化、地域のコミュニティー
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