2Manish TAMBEい経済成長がよく分かります。このことからも、ダッソー・システムズグループの一員として御社の事業環境は設立から変化を続けてこられたのではないかと思います。現在は、どのような目的、役割を持って事業を行っているのですか。タンベ 私たちの目的は、3DEXPERIENCEプラットフォームの導入を加速させるために高品質なサービスを提供することです。ダッソー・システムズとそのシステムインテグレーションパートナー向けに、さまざまな分野で開発された製品に対してサービスを提供するグローバル・ケイパビリティー・センター(以下、GCC)として機能し、世界中のすべてのダッソー・システムズの拠点を支援しています。また、システムインテグレーションパートナーに対して、トレーニング研修や専門技術者の派遣を行うなど、専門性の高い知識を提供する役割も担っています。その他、ダッソー・システムズの製品に対して、ツールの開発や試験の自動化を実現するなど、高品質なサービスにつながるイDassault Systèmes Global Services Pvt. Ltd.CEOマニッシュ・タンベ 様Dassault Systèmes Global Services Pvt. Ltd.【所在地】 Water Tower, Phase 1, Hinjawadi Rajiv Gandhi Infotech Park, Hinjawadi, Pune, Pimpri-Chinchwad, Maharashtra 411057【従業員数】 1,100名 日本のお客さまに対して 高付加価値のサービスを提供しますダッソー・システムズのグループ内でのDSGSの役割とは東 DSGS様と私たちは、PLM(Product Lifecycle Management)領域において2016年から協業を開始させていただいています。私たちは日本のお客さまに対し、ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes)のアプリケーションを効率よくご利用いただくためのプロジェクトに一緒に取り組んでいます。まずは、御社がどのように設立されたのかご紹介いただけますか。タンベ ダッソー・システムズがインドで事業展開した歴史とDSGSの成り立ちはリンクしています。2002年にダッソー・システムズとインドのジオメトリック(Geometric Ltd.)の合弁会社として3DPLM (3DPLM Software Ltd.)を設立したのが始まりです。当時の3DPLMは、3DEXPERIENCEプラットフォームおよびアプリケーションの研究開発 (R&D)を手がけていました。その当該事業が企業の成長、発展を促す結果となり、3DPLMの子会社として3DPLMグローバルサービス(3DPLM Global Services Ltd.)を2015年に設立しました。その後、ダッソー・システムズと3DPLMの合併に伴い、2017年に3DPLMグローバルサービスは、現在のダッソー・システムズグローバルサービスへと社名を変更しました。その間も、社員数は増え続けて今では約1,100名が勤務し、その中でも女性社員は30%を占めています。また、平均年齢は30歳という若い社員が活躍している企業です。東 お伺いしているプネキャンパスではビルを増築され、現在も隣接する土地に建設されているビルがありますが、どのような計画で進められているのですか。タンベ 今インタビューを受けているこのビルは、2022年に完成した「Water」というビル名で収容人数は1,500名です。同じ2022年に完成した隣は、ビル名「Sky」で収容人数は2,000名です。さらに同じ敷地内にビル名「Earth」を建設中で、これが完成すれば、2030年までに社員総数を9,000名に増やす予定です。この全てのビルは、環境に配慮した省エネ設計と最新型省エネ設備を採用しています。音響に配慮した壁やパーティションも備えています。また、最新式のトレーニングルームやコラボレーションスペースを数多く設置している他、社内のコミュニケーションを図るためのコーヒー専用ルームも完備しています。東 ビル建設のお話をお伺いしただけでも、インドの著し
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