2Masataka IeiriJIPテクノサイエンス株式会社代表取締役社長家入 正隆 様■■■■■■■■■■■■■■■【本社】 東京都千代田区九段南一丁目3番1号【設立】 2003年4月1日【従業員数】 253名 (2024年4月1日 現在)【登録】 建設コンサルタント 国土交通大臣登録 建30第7975号企業理念 ~私たちの使命・目的~私たちは、科学技術と情報技術に特化した高度技術者集団として社会基盤整備に関わるソフトウエア開発やコンサルティングなど各種サービスを通じて、安全で暮らしやすく環境に配慮した国際社会の発展に貢献します。お客様と共に成長することを第一と考え、新しい分野や新しい技術に挑戦し続け、新たな価値を継続して創出します。ビジョン ~私たちが在りたい姿~私たちは、「C3」の実現を目指します Challenge チャレンジ 先駆者としてあくなき挑戦をし続けよう Change チェンジ 変化を恐れず常に変化し続けよう Create クリエイト 新たな価値を創造し世の中を豊かにしよう科学技術部門から生み出す 鋼橋、コンクリート橋の設計システム東 JIPテクノサイエンス株式会社様は、同じNTTデータの国内グループ会社であり、私たちがご提供する設計受託の橋梁原寸処理サービスにおいて、御社の鋼鈑桁・任意断面鋼箱桁橋製作情報処理システムMIPSONと任意形薄肉鋼構造物製作情報処理システムMASTERSONを利用しています。御社の事業をご紹介するに当たり、まずは沿革と経営ビジョンについてお聞かせください。家入 私たちは、1962年(昭和37年)に設立された日本電子計算株式会社が母体となっています。この日本電子計算株式会社の設立当初から私たちの前身である科学技術部門は発足しています。当時の科学技術部門では、簡単なフレーム計算に取り組んでいました。その後、路面線形計算、平面格子解析といった微小変形理論を用いた構造解析が計算可能になりました。こういった構造解析による断面力の算出が簡単にできるようになったことで鋼橋の設計システム、コンクリート橋の設計システムの開発に進みました。鋼橋もコンクリート橋も両方の設計システムの開発をやっている会社は、日本では私たちだけです。 このように構造計算や設計のシステム開発を行うと、その次に出てくるのが工場のCIMシステムです。このCIMにはCAE、CAD、CAMそしてFAといった要素技術が必要であり、こういった要素技術を製造分野でのシステム化を進めることで、ものづくりにおける設計から製作までの情報がつながって回り始めるわけです。そして、ものづくりのシステムが整備されていく過程で、大きな変革となったのが設計業務です。昭和40年代から50年代では、手書きの設計計算書と設計図面であった時代が、設計システムからの計算書自動出力と図面や材料の自動化そしてCADによる修正といった大きな変革を作り出したのです。そして建設コンサルタンツの成果を下流工程である工場(ファブリケータ)へデータをうまく流さなくてはいけないということで、設計から製作までの情報連携につながっていきます。この流れは、コンクリート橋より鋼橋の方が20年ほど早く、工場のシステムによる合理化がうまく進んでいったように思います。 このような沿革を経て、2003年に日本電子計算株式会社から科学技術事業部を分社化し、JIPテクノサイエンス株式会社を設立しました。トップマネジメントができれば、 海外に打って出ても勝てると思う
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