東を重ねてこられたと思います。運用開始の時期はいつ頃に東現場の全体の流れを可視化できるのではないですか。東システムへの移行の大変さはよく分かります。ところで、東て、伝統と最新技術を融合したデジタル化に取り組まれて東のお話をお伺いしてもよろしいですか。東4人とシステム No.111 January 2025SPECIAL REPORT小幡 晃義 様Akiyoshi ObataRPAの活用を広げるDX推進グループ在庫管理や固定資産管理へRFIDの利用は広がりますを目指してきました。この受け継がれた伝統を基本にイノベーション(革新)の精神を浸透させ、新しい時代に挑んでまいります。【四日市事業所】 三重県四日市市中川原四丁目1番15号 これまで、RFIDを利用するためにさまざまな実証実験なりそうですか。 まだ最終の実証実験を行っている最中です。やはり、小幡いろいろな課題を解決するために時間がかかってしまいました。でも、RFID装置の絞り込みも終わりましたので、2025年中には本格稼働を行う予定です。またRFIDは、将来的に在庫管理にも活用したいと考えています。それから先日見学に行ったDXの展示会で、RFIDを使った固定資産管理を紹介されていたので、これにも興味があります。弊社の縫製部門にはミシンが200台以上あり、シールを貼って管理していますが、棚卸しで1台1台を毎回チェックする作業は大変で、そういう用途にも広げていきたいですね。 御社は新しい基幹システムを導入されるそうですが、そ 新しい生産管理システムは、2025年から運用を開小幡始します。既存のシステムは50年以上も使用しており、このシステムの仕組みを知る人がいないという状況でした。新しいシステムは、データ移行と運用テストを繰り返すだけでなく、発生した不具合の修正も繰り返しながら、やっと運用開始の準備ができました。 基幹システムは、私たちが生業としていますので、新RPAは基幹システムで利用されているのですか。 RPAは、基幹システムからデータを出力したり、オ小幡ーダーを入力したりする事務作業やファイル整理の作業に利用しています。弊社は、このような自動化に適した業務を洗い出して業務改善につなげていくDX推進グループを設置しています。このグループは、入手した最新の技術情報を社内イントラネットで発信したり、Excelのマクロで仕組みを作ったりしていて、自分たちの業務をいかに効率御幸毛織株式会社【創業】 1905年(明治38年)1月8日【設立】 1918年(大正7年)11月27日【本社所在地】 愛知県名古屋市西区市場木町390番地【従業員数】 317名(2024年3月現在)【事業内容】 紳士服地・紳士服・関連品の製造・販売、不動産事業テキスタイルからアパレルまでの一貫生産で常に最高のものづくりよくするにはどうしたらいいかを考えてDXに取り組んでいます。今回、生産管理システムが新しくなり、さまざまなデータの抽出が可能になったことで、DX推進グループを中心にRPAの活用を広げていこうと考えています。 新しい生産管理システムの運用が開始されれば、生産 そうなります。これまでベテランの社員であれば、ど小幡の機械を通っているのか経験で理解していますが、若い社員は分かっていませんでした。商品によって通す機械が違うため、機械の工程レシピは400以上もあります。今回導入する生産管理システムで、どの工程を通過したのかデータとして吸い上げて分析することで、例えば、生産計画に対しての実績はどうなのか、次の生産計画はどうするかなど、分析データの活用を検討していきたいと考えています。 それは御社独自のスマートファクトリー化ですね。 まさにそれを目指しています。建屋や機械は年季の小幡入ったものですが、取り組んでいることは最先端技術だとしたら面白い工場ですよね。今後もいろいろなことにチャレンジしていきたいと考えています。 単にツールを導入しているのではなく、将来を見据えいることは素晴らしいと思います。御幸毛織株式会社執行役員 四日市事業所長 兼繊維本部 ファブリック生産統括部長
元のページ ../index.html#6