●7CUSTOMERS REPORT人とシステム No.111 January 2025Simufact Formingにて変形状態、成形荷重、閉塞荷重を確認。宇治田原工場内の様子クロスジョイントを鍛造する4つに分割されたダイス【資本金】 14億2,992万円(2024年3月31日現在)【売上高】 113億2千3百万円(2024年3月期)【本社所在地】 京都府京田辺市薪北町田13【社員数】 649名(連結)(2024年3月31日現在)【事業内容】 ・精密金型の開発・製造・販売 ・精密鍛造品およびその関連する成形品の開発・製造・販売 ・各種ろ過装置および金属ろ過材料の開発・製造・販売 ・各種焼結金属の開発・製造・販売 ・精密部品の組立および開発・製造・販売【宇治田原工場】 京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺塩谷14株式会社ニチダイ【設立】 1967年5月1日には、鍛造専用のシミュレーションソフトウエアを導入し、その後はWindows対応の「Simufact Forming」へと移行しています。 近年、解析のニーズが増えてきた背景として、自動車部品の複雑形状化があると中山様は指摘します。前述のクロスジョイントや中空構造の長軸部品の開発などにも「Simufact Forming」は活用され、鍛造工程の設計に欠かせないソリューションとなっています。また、最近ではクラウド環境のメリットを生かした解析ソリューション「Simulation-Space」を注視しています。高精度加工を実現する5軸機NDES)の株式会社 ニチダイ技術部 技術管理課 課長中山 省二 様株式会社ニチダイ様の宇治田原工場独自技術で開発された中空構造の長軸部品鍛造金型の設計に欠かせないSimufact Forming ニチダイ様では、高い技術力を駆使しながら顧客のメリNTTデータエンジニアリングシステムズ( 解析ソリューションとの関係ットにつながる提案を推進してきました。自信を持ってお客さまに提案するためには、実際に金型を作って試作を繰り返すだけではなく、鍛造金型をシミュレーションするCAE技術も欠かせません。同社がシミュレーション技術を導入したのが35年以上前の1988年で、当初は汎用の構造解析ソフトウエアを利用していました。そして1990年代
元のページ ../index.html#9