人とシステム No.112
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東ちの製造ソリューション事業とクラウド事業を独立させて東をかけて信頼関係を築いてきたことで実現しました。数十東する技術、サービスを連携していく一環として、2022年2人とシステム No.112 May 2025SPECIAL REPORT【本社】 東京都品川区東品川2-2-24        天王洲セントラルタワー19F【設立】 2007年7月2日【資本金】 5億円【事業概要】 CAD/CAMシステム、生産管理システム等の開発、販売、サポート塩田 聖一 様Seiichi Shiotaプ化に関しては現実味がありませんでした。しかし、NTTデータエンジニアリングシステムズとは両社の交流を始めるきっかけとなり、長年にわたり信頼関係を深めていった結果、この度の連携強化につながったのです。 私たちはこの度の連携に先駆けて、両社が独自に保有に御社の高精度・高効率なCAMエンジンをSpace-Eに採用させていただいています。御社の優れた開発力により生み出されたCAMエンジンは、Space-Eのお客さまにもご利用いただいています。 両社の連携強化のもう一つの経緯は、日本のCAD/塩田CAMマーケットで海外CAD/CAMメーカーへの対立軸が求められていることです。CAD/CAMのカスタマイズや他システムとの連携を海外CAD/CAMメーカーに依頼しても、どちらかというと重きを置かれていない日本の製造業の細かい要望への対応には限界があります。日本の製造業は、日本製のソフトウエアが支えていくことが一番効率的であり、事業成長の促進につながることは明確ですが、単一メーカーではなかなか難しい部分があります。そういった中で、今回の両社の連携強化は非常に大きな意味を持つことになります。日本の製造業の要望にいち早く対応でき 2025年冒頭にプレスリリースを実施した通り、私た株式会社NDESを設立し、2025年10月にCGSグループとともに事業を開始します。これによって、NTTデータエンジニアリングシステムズとC&Gシステムズがタッグを組んで連携を強化し、製造業の将来に価値のあるご提案を目指していきたいと考えています。 同じ金型分野のCAD/CAMメーカーである両社が塩田兄弟会社としてタッグを組むことで、お客さまに対して新たなソリューションをはじめとする幅広いご提案を行っていきます。お客さまにとっては選択肢が増えることとなり、大きなプラスだと考えています。今後は、それぞれの専門技術を伸ばすとともに、それらを融合させることで、より価値のあるご提案が行えるようになることが一番大きなメリットと考えています。 私たちとC&Gシステムズとの連携強化は、長い期間年前は、同じ製造業のCAD/CAMメーカーとして競業関係にありましたが、2001年にスタートした経済産業省の主導によるデジタルマイスタープロジェクトへの取り組みがこの度の連携強化の始まりとなりました。 このプロジェクトは、金型分野を中心に中小企業の塩田製造業のモノづくり力の強化と国内の3次元CAD/CAMの発展を目指したもので、日本の製造業が今後も高度技術の維持に努めていくための支援技術開発が目的でした。この中で、日本のCAD/CAMメーカーとしてグループ化の構想がありましたが、当時は、製造業の中小企業でCAD/CAMの需要が増大していた時期で、CAD/CAMメーカー各社は競業という対立する関係となっていたので、グルー株式会社C&Gシステムズ株式会社C&Gシステムズ代表取締役社長※2025年3月取材時点日本のCAD/CAMメーカー両社における連携強化の意義両社がタッグを組んで、各々の専門技術を伸ばすことで幅広いご提案ができます

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