業務内容
大学・大学院と物理学を専攻し、太陽に代表される宇宙の星々が生み出すエネルギーの源である核融合を研究していました。核融合燃焼プラズマの極めて複雑な挙動を探るためのシミュレーションを進める中で、自らプログラムを書き、それが動いた時の感動が忘れられず、就職活動では自然とIT業界に向かっていきました。
現在、造船業のお客さまに向けた船の設計支援システム、さらにその設計成果を基に、実際に船を製造する現場を支援するシステムの開発から保守・運用までを担っています。設計支援システムでは、3次元CADやそのデータを活かして船体の強度や剛性などを検証する解析ツールに携わり、また製造支援システムでは、3次元設計情報をもとに、目の前のリアルな空間にバーチャルな視覚情報を重ね合わせるAR(Augmented Reality:拡張現実)技術なども駆使しています。大きな船舶内を縦横無尽に走る各種配管や部品群、溶接部の位置やその手順などを、3次元で感覚的に把握して、どなたでも迅速かつ正確に作業できるための環境整備を進めています。
