第12回 クラウドサービスアンケート
CADデータ品質に関するアンケート
掲載日:2018/5/21
2017年11月にCADデータの品質に関するアンケートを実施いたしました。アンケートにご回答いただいたみなさまにはご協力ありがとうございました。今後もものづくり業界により良いサービスをご提供するために年数回のアンケート実施を予定しております。引き続きご協力を賜りますようお願い申しあげます。
取引先や自社内で月に20回以上異なるCADシステム間でデータの授受をしている企業では44%が毎回手直しをしていると回答をしています。仮に1モデル30分の修正をすると20モデルで10時間の作業時間を要することとなります。さらには、24%が課題を感じているが解決手段がわからないとも回答をしています。この作業は当たり前の作業なのでしょうか。
では課題がないと回答をいただいた企業がどのように解決しているのでしょうか? 約60%が特になにもしていないと回答をしていますが、27%は後工程で困らないように手をかけてモデリングをしているようです。おそらく熟練オペレータの腕なのかもしれませんが就業人数が減る今の時代、今後どのように対応していけばよいのでしょうか。
1モデルの修正作業に2時間以上かけている回答が22%と、かなりの工数をかけているケースがあることがわかりました。ユーザー様に直接お伺いしたところ、問題が出そうな場所は予測がつくので時間をかけずに修正ができてしまうという方もいれば、特殊な形状でモデル形状が変わらないように誤差内で修正するにはかなりの時間がかかるという方もいました。
それにしても、月に2時間かかる修正を20モデル行うとなるとかなりの時間のロスになります。オペレーターの技量だけではクリアできない課題もありそうです。
異なるCADシステム間でデータを授受する際、特になにもしていないに次いで、後工程のシステムで取り込みやすいようにモデリングしているが多い結果となりました。そして、そのうち半分の方が大きな負担・ムダな作業と感じている結果となりました。後工程に支障が出て工期が遅れないようにみなさん労力をかけている様子です。もし、この労力を何とかしたいとお考えのお客さまがいれば次のページをご覧ください。
CADデータの修正を当たり前と受け入れている方が少なくないようです。普段当たり前の作業として行っていることもどのくらいの時間を費やしているか数値化し、それがかなりのボリュームであっても受け入れられるでしょうか。実際にムダな作業・大きな負担と感じている方は143件にもなります。
解決手段として「データ品質チェックや編集に優れたツールを導入する」「相手と同じシステムを導入する」「ダイレクトトランスレーターを導入する」と回答をいただきましたが、優れたツールを入れるには費用もかかる上、ツールも習得しないといけません。また、同じCADシステムを導入してもCAMやCAEに渡す際に課題は残ったままです。そして、トランスレーターを介しても元データの品質が悪ければ解決できません。 「データ品質チェックや編集に優れたツールを導入する」が正解なのですが、費用がかかるため導入までに至らないケースも少なくないようです。そんな費用面で問題を抱えているお客さまには「CADデータチェッカー」をおすすめいたします。
CADデータの授受において課題がないと回答いただいた企業でも、後工程での支障を防止するために、労力をかけているケースは少なくないようです。就業人口が減りつつある昨今、ものづくり業界の課題解決は「CADデータチェッカーサービス」におまかせください。