これは体験版ですので、一部の項目しか使用できません。
この章では、アンダーカット部の処理について説明します。
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アンダーカットとは、成形品を金型から取出すとき、そのままの状態では離型できない凸形状や凹形状のことをいいます。
そのアンダーカット部にあたる金型の部分を、離型できるように移動させる処理がアンダーカット処理です。
アンダーカットが、成形品の外側にあるか内側にあるかで、アンダーカット処理の方法が異なります。
アンダーカット部がある成形品をいくつかあげます。
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押しピン | ドライバーの握り | カップの握り |
ここでは、アンダーカット処理で外側スライドコア方式、内側スライド方式、油圧シリンダ方式について説明します。
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外側スライドコア方式 |
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外側のアンダーカット部の処理には、外側スライドコア方式を使用するのが一般的です。
スライドコアは、金型の開閉動作と連動してスライドコアをスライドさせ、アンダーカット部を処理します。
これ以外にも、油圧シリンダを使用する方式がありますが、油圧シリンダ方式はこの後で詳しく説明します。
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スライドコア本体 |
![]() (図中の名称をクリックすると解説が表示されます) |
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