スライドコア (Slide Core)


金型の開閉に伴い、金型内部でスライドする部分をいう。
成形品のアンダーカット部を成形するために金型の開閉動作と連動してアンダーカット処理を行う。
アンダーカットが大きくなるとアンギュラピンを長くする必要があり、またスライドコアの移動量も大きくなるので、使用しにくいことがある。
スライドコアの動作は、型閉じのときはロッキングブロックで射出圧力を受け後退するのを防止し、型開きのときはコアストップブロックで後退しすぎるのを防止し、またその途中はアンギュラピンでスライドコアの駆動を制限している。
下記では、2種類のタイプの図を示します。

・タイプ 1

 

・タイプ 2
(ロッキングブロックにアンギュラピンの穴を開けている)