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ハイエンド3Dプリンターの早期導入を実現する
造形トレーニングプログラムを提供開始

~短期習得が困難であった金属積層造形(注1)の支援プログラムを充実~

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:木下 篤、以下:NDES)は、1997年より日本国内総代理店として取り扱っている、独EOS社製 ハイエンド3Dプリンター(EOSINT/FORMIGA)の造形トレーニングプログラムの提供を2015年2月1日より開始します。

この造形トレーニングプログラムは、装置を利用するために必要な基本オペレーショントレーニングから、高度な金属積層造形に必要な最適化された3Dデータを作成するためのトレーニングや製品の量産化を見据えたレーザー照射パラメータ(注2)のトレーニングなどの3Dプリンターを活用するための高度なトレーニングと、3Dプリンターで最終製品の量産を実現するためのアプリケーションコンサルティングまで、ハイエンド3Dプリンターの早期導入を実現するために総合的なトレーニングプログラムを揃えていることが特長となります。

今後、NDESでは、金属3Dプリンターの最新機種の導入など、さらなるサポート体制の強化を行い、サポートプログラムの充実を図っていきます。

背景

EOS社製の3Dプリンターは、コンシューマー向けの3Dプリンターとは異なり、最終製品の量産も視野に入れたハイエンドな装置として開発されています。そのため、最終製品の量産を視野に入れたうえで、造形物のデータ設計から造形までをトータルに含めた製造プロセスを早期に確立する必要があります。

この製造プロセスの確立において最も重要となる点は、"3Dプリンターで造形可能なデータを設計すること"であり、金属の造形物においてはこの点が特に顕著に表れます。これは、切削加工や塑性加工等のような従来工法では製造できなかった形状を、3Dプリンターの活用によって造形することが可能となったため、これまでの工法では実現が不可能であった新たな形状を設計する必要が出てきたためです。このような新たな設計者の視点を持つためには、設計自体の発想の転換が必要となってきます。

これらの背景からNDESでは、3Dプリンター導入企業へデータ設計の発想の転換を含めた、トータルな製造プロセスの早期確立に役立てることができる造形トレーニングプログラムの提供を開始します。

造形トレーニングプログラムの概要
EOS M290

EOS M290

サービスプログラムの内容

コース 内容 対象機種 受講日数
基礎トレーニング 装置の運用に必要な基礎知識と操作方法を習得します EOS M
EOSINT P3、P7
FORMIGA
5日
3Dデータ設計手法
トレーニング
従来の工法とは異なる、3Dプリンターの利点を生かした設計をするための知識を習得します
  • 設計ルールの学習と造形限界の把握
  • 高度な造形を実現するための留意点と手法
  • 高度なサポート構造体(注3)設計
EOS M 2日
レーザー照射パラメータ
設計トレーニング
造形物の物性改良(注4)や材料開発に必要なパラメータの活用法を習得します
  • パラメータについての学習
  • パラメータの編集の方法
  • 目的に応じたパラメータ調整に関する知識と検証方法
EOS M 2日
アプリケーション
コンサルティング
金属積層造形技術を用いた最終製品の量産を実現するための総合支援サービスを提供します
  • 実現可能性の検討
  • 材料開発支援
  • 製品開発支援
  • 品質管理支援 など
EOS M

目標値

2015年度で30コースの受注を目標としています。

価格

コース:68万円から
※オンサイトまたはNDESのAM(注5)デザインラボによる講習で5名様まで受講が可能。

今後について

NDESは、サービスおよびアプリケーション開発の拠点として、AMデザインラボに金属3Dプリンターを2台、プラスチック3Dプリンターを1台、その他計測器等を保有しており、2015年2月には金属3Dプリンターの最新機種であるEOS M290を新たに導入し、今まで以上にサポート体制の強化を図ります。

ハイエンド3Dプリンターを導入していただいたお客様が、その機能をフルに活用し、付加価値の高い製品や材料の開発を推進することができるよう、今後もサービスメニューの充実を図っていく予定です。

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズについて

1977年設立の株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズは、1997 年から、独EOS 社製ハイエンド3Dプリンターの日本総代理店として技術評価段階から装置導入、運用までを支援しています。

注1 金属積層造形とは、粉末の金属材料をレーザーで層ごとに溶融・凝固させ積み重ねて作成されたものを指します。

注2 レーザー照射パラメータとは、レーザーの出力、走査速度、走査密度など、粉末材料に投入するエネルギー量の事です。

注3 サポート構造体とは、3Dプリンターで造形する上で製品部以外に必要となる仮の土台であり、造形後、除去するものです。

注4 造形物の物性改良とは、金属の相対密度の改善、製品精度の向上を指します。

注5 AM(Additive Manufacturing)とは、3Dモデルデータから素材を統合し樹脂・金属粉末などの素材を積層して物体を形成する技術の総称です。