人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

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社長インタビュー

グローバル連携で支える次世代の技術
世界各国の3DSソリューションのサポートサービスを担う

日本では2023年5月、新型コロナウイルス感染症の位置付けがインフルエンザなどと同じ5類感染症に移行されて、コロナ対策は大きな節目を迎えました。徐々に海外出張の出入国も増える中、私たちはインドに向かいパートナーであるダッソー・システムズグローバルサービス(Dassault Systemes Global Services Pvt. Ltd.:以下、DSGS)様のプネキャンパスを数年ぶりに訪問しました。今回はCEOのマニッシュ・タンベ様に、IT大国として目覚ましい発展を続けるインドのIT産業の状況やDSGS様の事業戦略、今後の展望についてお伺いしました。

お客様事例

金型技術者の育成強化を図り
成長するグローバル企業

片山工業株式会社様の本社は、岡山県の南西部に位置する井原市にあります。雨の日が少ないことから“晴れの国おかやま”と呼ばれ、満天の星を楽しめる美星町が有名です。同社はこの地で長年にわたり、板金加工技術を駆使し、各種自動車部品を主力とした外装部品、ボディー部品、エンジン・排気系部品などの製造を行っています。現在は、東京都の恵比寿に設立された片山ホールディングス株式会社様が片山グループの中核となり、日本・米国・メキシコ・マレーシアといった海外拠点を結び、グローバルな事業を展開しています。

システム紹介

Space-E 新バージョン 2023 R2
リリースのお知らせ

製造業向けCAD/CAMシステム「Space-E」の新バージョン2023 R2を2024年春にリリースいたします。今回の2023 R2では、お客さまのさらなる作業効率の向上を目指して機能強化を行っています。特に、Space-E/CAMおよびSpace-E/5Axisにおいて、経路計算の高速化や加工経路のより高い安全性を実現する機能を開発しています。本稿ではその概要をご紹介します。

バックナンバー

システム紹介

クラウド型造船向けソリューション
「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」のご紹介

No.107(2023年10月01日発行)

私たちの自社製品である造船業界向けの3次元船殻CAD/CAMシステムGRADE/HULLは、長年に渡り多くの造船所のお客さまにご活用いただいています。また、3Dデータ活用ソリューション Beagleも、設計部門におけるモデルの確認、計画部門における作業要領の検討・作業指示書の作成、さらに製造現場における寸法・重量・重心計測などさまざまな用途にご活用いただいています。これら従来のソリューションはオンプレミス型であり、お客さまはライセンス・設備を導入して独自で管理・運用を行う必要がありました。しかしこの度、新たな形態として、クラウド環境でソフトウエアの利用が可能なクラウドサービスとしてGRADE/HULL Cloud(図1)およびBeagle Cloud(図2)のご提供を開始します。本稿では、クラウドサービスの概要の他、私たちがクラウドサービスを通じて実現したい造船業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)についてご説明します。

TECHNIAソフトウエア
3D製品・部品、図面同士の比較ツールxCompareのご紹介

No.107(2023年10月01日発行)

私たちは、2002年にダッソー・システムズ株式会社とパートナー契約を締結し、製造業のお客さまへ製品における“企画・設計・開発・生産・保守”までの情報を一元管理するPLMのご提供を進めてきました。しかし、昨今の環境問題、自動化の遅れ、技術継承問題、海外における技術力向上による日本の製造業の危機など、お客さまの課題は山積しており、その課題に対するニーズも時代と共に変化しています。このような課題に対し、私たちはより迅速に対応していくことが不可欠だと考え、TECHNIA AB(以下、TECHNIA)と戦略的パートナーシップ契約を締結することでお客さまの課題解決に取り組んでいきます。

トピックス

生成AIと製造業
人とマシンの共生に向けた新たなパラダイムのはじまり

No.108(2024年01月01日発行)

大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)による自然な対話(話し言葉)能力を備えた生成人工知能(AI)サービス「ChatGPT(チャットGPT)」の登場により、世界中が沸き立ち、産業界では概念検証(PoC:Proof of Concept、実現性の確認など)が活発に行われています。生成AIは卓越した言語能力が話題ですが、それにとどまらず、動画像やセンサデータ、空間情報なども関連付けて処理するマルチモーダル(複数手段)モデルへと進化を遂げ、社会生活や仕事のあり方を大きく変えることになりそうです。

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