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株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

ニュース 2018年 プレス発表

3次元データ活用を促進する造船業界向け設計ソリューション
「NAPA Steel-Beagleインターフェース」を提供開始

~生産検討のフロントローディングによる工期短縮・コスト削減の実現~

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ(本社:東京都大田区、代表取締役社長:木下篤、以下 NDES)は、NAPALtd.(本社:フィンランド・ヘルシンキ、President:Ilmo Kuutti、以下 NAPA社)との協業の一環として、造船の設計業務と生産検討業務の連係を促進する「NAPA Steel-Beagleインターフェース」を3月15日にリリースします。
NAPA Steel-Beagleインターフェースは、船舶基本設計を支援するシステムNAPA社の「NAPA Steel」(※1)とNDESの生産検討を支援するシステム「Beagle」(※2)のデータ連係を可能とし、早期に3次元データを利用した生産検討を実現し、建造効率の向上が期待できます。

背景

近年、日本の造船業では、Beagleを始めとした3次元生産検討システムによる建造効率向上の取組みがさかんに行われています。ところが多くの造船所では、生産検討に利用するための船体構造の3次元データを下流工程で作成する場合がほとんどであり、Beagleの活用が下流工程にとどまるという課題がありました。そこで、設計の上流工程で使用されており船体構造の3次元データを短期間で作成できるNAPA SteelとBeagleとを連係させることにより、上流工程でのBeagleを活用した生産検討が実現し、建造効率の向上への寄与が期待できます。

概要

NAPA Steel-Beagleインターフェースは、NAPA Steel上で動作するプラグインシステムです。本インターフェースにより、NAPA Steelで定義された船体データを、ユーザーが任意のタイミングでBeagle用のデータに変換できます。全船だけでなく、ユーザーが範囲を指定して任意の部分構造を変換することもできます。

上流工程での3次元生産検討の実現
図1 上流工程での3次元生産検討の実現
(クリックすると拡大画像が表示されます)

造船所が、NAPA Steel-Beagleインターフェースを使用することにより、設計の上流工程からの生産検討のフロントローディングが可能となり、生産の品質向上や工期短縮など様々なメリットを享受することができます。

導入のメリット

1.生産検討の効率化
これまで、図面(2次元)から一つ一つの情報を拾い出ししていた煩雑な生産検討作業が、3次元のデジタルな情報に基づいた根拠ある効率的な作業に変わります。

2.生産検討の精度向上
上流工程において、迅速に作成でき柔軟に修正できるNAPAの3次元データをもとに、建造にかかる作業量がデジタルな情報に基づき簡単に集計できるため、生産計画の複数案比較が可能となり、生産検討結果の精度向上を図ることができます。

3.設計と生産のコミュニケーション促進
早期に効率的な生産検討が実現することで、生産側から設計側へのフィードバックが容易になります。このことにより、基本設計において建造効率への考慮を織り込むことが可能となります。

4.生産性の向上
建造効率の高い設計および生産計画が実現することにより、生産現場にける生産性が大きく向上します。このことによって船舶建造のコスト削減・工期短縮が実現します。

  • ※1:NAPA Steelは、NAPA社が開発・販売する3次元ベースの船舶・海洋構造物専用の構造設計ソフトで、特に設計上流において世界中で高い評価を得て 近年急速にユーザーを拡大しています。
  • ※2:Beagleは、NDESが開発・販売する3次元船舶構造ビューイングソフトです。特に組み立て、塗装、溶接など様々な現場での生産検討機能を持ち、国内で多くのユーザーを獲得しています。

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ について

1977年に日立造船㈱の情報システム部門を分離して設立され、2006年に㈱NTTデータの完全子会社となりました。設立以来40年にわたり、造船業界向けシステムの構築・運用に携わり、近年では、Beagleを通じて造船の生産検討の効率化・精度向上に大きく寄与しています。

NAPA Ltd.について

NAPA社は、船舶の設計と運航支援のシステム開発・販売を行うソフトウェア会社です。 設計システムNAPAは、設計の上流工程から高度な3次元設計を可能とし、世界中の主要造船所に導入され、上流設計システムのデファクトスタンダードとなっています。

NDESとNAPA社の協業について

NDESとNAPA社
NDESとNAPA社

NDESとNAPA社は、長年造船業の課題に対し個々に対応してきましたが、互いの長所を組み合わせ造船の生産性向上に寄与するため、造船向け設計・製造支援システムの連係、およびエンジニアリングサービスの事業化に向けて協力することに合意し、2017年7月19日に共同のプレス発表を行いました。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先 製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
企画管理統括部 企画部 広報課
涌本(ワクモト)
電話:03-5711-5317
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
ビジネスインテグレーション事業部
第一事業部 第一営業部 造船システム営業課
澤田(サワダ)
電話:03-5711-5322
NAPA Japan株式会社
益井(マスイ)
電話:078-325-2160

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※本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。