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造船業界向けクラウド型設計・製造ソリューション
「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」を提供開始
~ 3Dデータを活用した造船業のデジタルトランスフォーメーションを推進 ~

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ(本社:東京都大田区西蒲田、代表取締役社長:東 和久、以下NDES)は、2023年10月より造船業界向けクラウド型設計・製造ソリューション「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」(以下、本サービス)を提供開始します。

本サービスは、オンプレミス型として提供してきた船殻の機能設計から生産設計までをカバーする3次元CAD/CAMシステム「GRADE/HULL」と、生産計画の見える化/効率化/精度向上に貢献する造船業界向け3Dデータ活用ソリューション「Beagle」をクラウド環境で利用できるサービスです。 多くの造船業の設計、製造で欠かすことができないソリューションをクラウドサービスにすることで、ソリューション導入の初期費用を抑え、3Dデータを活用した造船業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献します。

背景

世界における船舶建造量が低調な中、日本の造船業は厳しい国際競争下にあるとともに、環境負荷の低減や安全性の向上といった社会的な要請に対応する必要があります。その上、海運業の多様なニーズに応えていくためには、造船業のDXによる抜本的な生産性の向上やビジネスモデルの変革が必要です。
このような状況において、NDESでは造船業のDXを推進するツールとして、従来オンプレミス型で提供してきた「GRADE/HULL」と「Beagle」のクラウド化を実現しました。このクラウド化により、操作端末に縛られず、また保守運用コストを低減しながら、業務状況に合わせ柔軟に対応できるサービスの利用が可能となります。お客さまは、時間・労力・コストの削減と、製品の品質向上の双方を実現するDXの取り組みを推進することができます。

図1 「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」

図1 「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」

本サービスの活用で期待できる効果

今後について

今後は、本サービスに、Beagleの拡張プラグイン追加(塗装計画検討への対応等)や、GRADE/HULL、Beagleのバージョンアップを反映していきます。またNDESは、本サービスの提供基盤である製造業向けアプリケーション共通プラットフォームを活用し、さまざまな協力会社と共に製造業を支援するサービスの提供に取り組んでいきます。

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズについて

1977年に日立造船株式会社の情報システム部門の分社化により日立造船情報システム株式会社として設立し、2006年に株式会社NTTデータの完全子会社となりました。設立以来40年以上にわたり、経営から設計・製造、販売の幅広い業務領域で、ソリューションのご提案・構築を通じてお客さまと共に歩んできました。特に造船システム分野では国内屈指のベンダーであり、数多くの実績を誇ります。

※その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

コーポレート統括部 人事総務部
涌本 弥

電話:03-5711-5311

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

新事業企画室 営業部

原辺 文景

電話:03-5711-5311