人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.103 | トピックス
中期経営計画
2022年度~2025年度

私たちNDESは、2022年4月から新たな中期経営計画をスタートさせました。「時代の変化に対応したグローバルなシステム関連事業を通じてお客様の信頼を得、社会に貢献する企業となる」という企業理念のもと、すさまじいスピードで変化を続ける時代において、明確なビジョンを掲げ達成に向けて推進していきます。

中期経営計画の基本方針 2022年度~2025年度

Be essential, be pr ofessional.

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 代表取締役社長東 和久 Kazuhisa Higashi
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
代表取締役社長 東 和久
Kazuhisa Higashi

コロナ禍においてエッセンシャルワーカーという言葉が定着しました。社会に欠かせない職業に従事される方々のことです。NDESも、ものづくり業界においてエッセンシャルな存在でありたいと考えています。製造業を中心とするお客様と一体となって目標に向き合い課題を解決するとともに価値を創出する、お客様にとってかけがえのない企業を目指します。

そのためには、私たち一人ひとりが真のプロフェッショナルでなければなりません。自分たちの強みをより磨き、豊富な経験と技術をもって、お客様の将来を見据えたご提案を重ね、実行していけるプロフェッショナル集団であり続けていきます。そして、お客様と一緒に成長していく企業でありたいと考えています。

中期経営計画を実現する3つの柱

中期経営計画を推進するための取り組みとして、3つの柱を決めています。

1.「お客様との関係深化によって継続的にお客様価値を創出し、事業の柱にするとともに、事業モデルの横展開やグループ連携を通じてお客様及び業務領域の開拓を図る」

第一義として、お客様の価値創出を目指します。お客様の成し遂げたい目標に向かって、そしてまだお客様が気づいていない価値を早く見つけ出し、変化の激しい時代の流れの中で、私たちは既存事業を深化させ、新しい事業を探索することが重要だと考えます。

2.「積極的なR&Dや外部提携を通じて先端技術を獲得し、お客様業界を牽引できるソリューションをいち早く提供する」

1.の姿勢を支える土台になるのは、確固たる技術です。自分たちが持てる技術を常に高めるとともに、その領域に明るい企業や研究機関などと協力することで厚みを持たせ、自ら吸収した先端技術で将来を見据えたご提案を続けます。

3.「社員の成長や技術の研鑽に投資し、弾力的で持続可能な事業とワークインライフを追求する」

人の成長なくして、企業の成長はありません。その原点に立ち戻り、かつ、現代の社会環境や価値観に即し、仕事と生活を調和させながら、社員の人財育成と自己研鑽を続けられる仕組みを整備していきます。ひいては、それがお客様への好影響を及ぼすと考えます。

新たな組織に込めた思い

2022年4月、中期経営計画の初年度に合わせて組織の一部を改正しました。オートモーティブソリューション事業部をエンジニアリングインテグレーション事業部に改組し、また、新事業企画部を新事業企画室に昇格させました。

旧・オートモーティブソリューション事業部は、主に自動車OEMメーカー様の生産管理をはじめとする設計開発領域に携わる事業部でしたが、その技術分野を他の産業にも広めることを目的に組織変更しました。併せて、ACES(Automated, Connected, Electrified, Shared)と呼ばれる自動車業界の重点領域への貢献についても、引き続きNTTデータグループと連携しながら強化していきます。

また、新事業企画室は、2年間にわたり研究を続けてきたAI開発やクラウド基盤の整備をはじめとする最新技術テーマをベースに、これまでにないカスタマーサクセスを実現するため、新たな部署としてスタートを切りました。これらの技術をお客様に速やかにご提供し、実装していただくことを目指します。現在、構想としてあるのが、NDESおよびアライアンスパートナーの持つソリューションや技術を集結させたプラットフォームの構築です。お客様に適用したプラットフォームにすることで、お客様の価値創出につなげることを考えています。

その他にも、コンプライアンス室を中心にソフトウエアの品質を強化していきます。特にAutomotive SPICEレベル3の取得に向けて取り組んでいます。また、個別受注型製造業と量産型製造業のお客様へ、エンジニアリングチェーンやトータルソリューションといった領域においてさらに力を入れたご提案を行っていきます。

一方、社内プロセスのDXを強く推進することで、働き方の多様性の実現や、自ら培ったエクスペリエンスをベースとするお客様へのご提案などにもつなげていきます。

今年度、スタートしたこの中期経営計画を推進し、お客様の価値創出につなげてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ビジネス領域と主要ソリューション
ビジネス領域と主要ソリューション