人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

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社長インタビュー

未来に向かった挑戦と技術の発展
社会インフラにおける国の科学技術政策に参画

社会インフラの基盤である橋梁や道路などに関するソフトウエア開発や販売、コンサルティングサービスを提供するJIPテクノサイエンス株式会社様は、日本電子計算株式会社様より2003年に分社・独立し、昨年20周年を迎えられました。これまでに数多くの実績を積み上げてきた同社の強みである科学技術と情報技術をもとに、新分野、新技術に取り組みながら、産学官の連携で国際的な社会インフラにも貢献されています。今回は、未来に向かった挑戦と技術の発展について、代表取締役社長の家入様にお話をお伺いしました。

お客様事例

ねじの工程設計で活躍するSimufact Forming
オンプレミス型とクラウド型を有効活用

福岡県南部の八女地方は、八女古墳群の遺跡や歴史、自然があふれる土地であり、日本茶トップブランドの八女茶の栽培が盛んな気候風土に恵まれた地域でもあります。この八女郡広川町に本社を置く株式会社中島田鉄工所様は、ねじ・ボルトを製造するヘッダーやフォーマーという圧造機の業界屈指のメーカーです。ねじの工程設計に欠かせない解析ツールとしてSimufact Formingを活用しています。また現在、Simufact Formingのオンプレミス型の他に、繁忙期の対応としてクラウド型のSimulation-Spaceを利用しています。

トピックス

エンジニアリングインテグレーション事業部のご紹介
-お客さまや社会にとってEssentialな存在になる-

 私たちNTTデータエンジニアリングシステムズのエンジニアリングインテグレーション事業部では、製造業のお客さまに対してさまざまなソリューションおよびサービスをご提供しています。長きにわたり信頼と実績を積み重ねてきたサービスおよびソリューションではありますが、ご興味をお持ちいただいた方々より、概要についてお知りになりたいというご要望を伺っております。そこで本誌にて、サービスおよびソリューションの概要についてご紹介いたします。

バックナンバー

システム紹介

クラウド型造船向けソリューション
「GRADE/HULL Cloud」および「Beagle Cloud」のご紹介

No.107(2023年10月01日発行)

私たちの自社製品である造船業界向けの3次元船殻CAD/CAMシステムGRADE/HULLは、長年に渡り多くの造船所のお客さまにご活用いただいています。また、3Dデータ活用ソリューション Beagleも、設計部門におけるモデルの確認、計画部門における作業要領の検討・作業指示書の作成、さらに製造現場における寸法・重量・重心計測などさまざまな用途にご活用いただいています。これら従来のソリューションはオンプレミス型であり、お客さまはライセンス・設備を導入して独自で管理・運用を行う必要がありました。しかしこの度、新たな形態として、クラウド環境でソフトウエアの利用が可能なクラウドサービスとしてGRADE/HULL Cloud(図1)およびBeagle Cloud(図2)のご提供を開始します。本稿では、クラウドサービスの概要の他、私たちがクラウドサービスを通じて実現したい造船業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)についてご説明します。

TECHNIAソフトウエア
3D製品・部品、図面同士の比較ツールxCompareのご紹介

No.107(2023年10月01日発行)

私たちは、2002年にダッソー・システムズ株式会社とパートナー契約を締結し、製造業のお客さまへ製品における“企画・設計・開発・生産・保守”までの情報を一元管理するPLMのご提供を進めてきました。しかし、昨今の環境問題、自動化の遅れ、技術継承問題、海外における技術力向上による日本の製造業の危機など、お客さまの課題は山積しており、その課題に対するニーズも時代と共に変化しています。このような課題に対し、私たちはより迅速に対応していくことが不可欠だと考え、TECHNIA AB(以下、TECHNIA)と戦略的パートナーシップ契約を締結することでお客さまの課題解決に取り組んでいきます。

トピックス

生成AIと製造業
人とマシンの共生に向けた新たなパラダイムのはじまり

No.108(2024年01月01日発行)

大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)による自然な対話(話し言葉)能力を備えた生成人工知能(AI)サービス「ChatGPT(チャットGPT)」の登場により、世界中が沸き立ち、産業界では概念検証(PoC:Proof of Concept、実現性の確認など)が活発に行われています。生成AIは卓越した言語能力が話題ですが、それにとどまらず、動画像やセンサデータ、空間情報なども関連付けて処理するマルチモーダル(複数手段)モデルへと進化を遂げ、社会生活や仕事のあり方を大きく変えることになりそうです。

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