人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.32 | システム紹介
Darwin Revue Ver.1.2 新機能のご紹介
システム開発部 基本システム
グループマネージャー 広崎 貴

Darwin Revueは設計・製造工程の三次元化に役立つ設計データビューワ・コラボレーションツールです。2003年11月末にリリースしたDarwin Revue Ver1.2での改良点を紹介します。各機能はオプション製品となるものと、標準セットに含まれるものとがあります。

【製図機能 (オプション)】

画面例
図1 図面作成

Darwin Revueで読み込んだ3D形状データから図面作成・出力を行います。形状を選択し、図面化機能を実行すると、用紙サイズ、投影方向別レイアウトなどを指示して投影図を作成できます。寸法線・注記を追加し、印刷・プロット出力できます。(図1)

【型設計・部品情報対応 (標準)】

画面例
図2 レイヤー・パーツ属性情表示
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

Space-E/MOLDシステムで設計した金型モデルを読み込み、設計意図が反映された部品のグループ(レイヤー)ごとの表示切替えや、ビューワで部品を直接指示して部品の付帯情報を確認できます。(図2)

【各種データファイルリーダー】

■STLリーダー(標準)

画面例
図3 STLデータ
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

主にラピッドプロトタイピングで使われるSTLデータを読み込み・表示します。バイナリモードのSTLデータにも対応しています。読み込み時にいわゆる「面(フェイス)」を認識する機能もあります。読み込んだSTLによる形状は計測を行ったり注記をつけて打ち合わせ・指示等を行ったりすることができます。(図3)

■HPGLリーダー(標準)

画面例
図4 HPGLデータ
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

プロット出力用に作成されたHPGL、HPGL2データを読み込んでコラボレーションを行うことができます。(図4)

■SolidWorksリーダー(オプション)

対応するSolidWorksのバージョンは98から2003 までです。アセンブリデータには現在対応していません。今後のバージョンで対応する予定です。