| システムソリューション統括部 システム開発部 基本システムグループ 広崎貴 |
はじめに
マルチCADビューワDarwin Vue
HZSは昨年3月より出荷開始した3DコラボレーションツールDarwin RevueのエントリーモデルとしてCADビューワDarwin Vueを出荷開始しました。各種CADデータ(表1)を読み込み、表示、計測、コメント付けを行います。Darwin Revueコラボレーションツールにあったネットワークを利用した打ち合わせ機能(画面同期、チャット、掲示板、ファイル共有など)は備えていません。
| 標準で読めるもの | 読み込み対応バージョン |
|---|---|
| IGES | 5.3まで |
| Space-E | 4.1まで |
| GRADE/CUBE | 全て |
| ACIS | R12 |
| オプション | 読み込み対応バージョン |
| CATIA V4 | 4.1.x から 4.2.x |
| CATIA V5、Space-E V5 |
R6 - R12 |
| Pro/ENGINEER | 16 - 2001 |
| Unigraphics | 11 - 18, NX |
| SolidWorks | 98 - 2003 |
| I-DEAS | MS7 - MS9 (※) |
| Parasolid | 10.0 - 14.1.216 |
| STEP | P203, AP214 |
(※)I-DEASがインストールされている必要があります。
Darwin Vueは3D設計データのビューワとして以下の用途に適しています。
- 構想設計段階でのデザインレビュー
- 社外での打ち合わせツール
- 3Dデータによる検図
- 3D画像を利用した各種文書の作成
多機能ではあっても比較的高価で操作が難しくなりがちなCADソフトよりも、安価・簡単で機能が絞られたCADビューワの方が前期の用途に向いている場合が多くあります。一方、設計・製造工程での使用においては、精度、機能、操作性で妥協できない部分があります。
Darwin Vueは単体CADビューワとしてニーズのある機能と操作性を取り込み、CADソフトを使ってのレビューやチェックよりも簡単、スピーディに改善効果を発揮します。CADソフトなどをお使いの方はもちろん、普段CADソフトをあまり操作しない方にとって、使いやすいツールです。3Dデータによるレビュー、チェック、ドキュメント作成などがぐっと身近になります。しかも精度はCADソフトと同等で妥協はありません。
設計レビューや出図前のチェックで役に立つ機能を紹介します。
■アンダーカットチェック
■投影方向を指定した2点間距離計測
上記を含めその他計測機能、コメント作成機能はDarwin Revueと同等です。フィレットRや体積、表面積をすばやく計測するコマンドや豊富な断面指定コマンド、座標系を変更しての計測なども充実しています。
| 価格: | |
|---|---|
| Darwin Vue本体 | 30万円 |
| オプションリーダー | 15万円/1種類 |
| 年間使用料: | |
| Darwin Vue本体 | 3万円 |
| オプションリーダー | 3~5万円/1種類 |
| 使用環境OS: | |
| Windows2000、WindowsXP | |



