人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.68 | トピックス
新年のごあいさつ

謹んで新年のお慶びを申し上げます

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 代表取締役社長 木下 篤
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
代表取締役社長 木下 篤

旧年中は一方ならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。昨年は、 NDESにおきまして変革に向けた大きな一歩を踏み出す年となりました。一昨年、 NDESのグループ企業でありました株式会社メインテックを事業統合し、昨年 7月には株式会社 CDIおよび株式会社コメット情報を会社統合いたしました。これまでのグループ経営からNDES One Teamとする“新生NDES”をスタートさせました。会社統合および事業統合により、従来に増して幅広くかつ深層の領域で事業展開を行うことになり、グループとして長年培ってきた業務知識や経験をOne Teamの体制のもとに集約することで、自らには新たな成長ステージへ脱皮し、そしてお客様には新たな価値を生み出すパートナーとして力強いプレゼンスを発揮するための活動を開始いたしました。

さてこの数年、日本の国政は事実上の空白が続いており、景気回復への決定的な政策がいまだ見えず、外交においても内政においても先行きの不透明感が一層深刻になっているように思えます。復興需要を背景に内需が堅調に維持されたとはいえ、隣国との領土問題に端を発した日本製品の不買運動、長引く欧州債務危機の影響による円高の高止まり、米国の「財政の崖」等々の世界情勢に敏感な日本経済は、今年も楽観できる状況ではないようにも思われます。国内政局の混乱や変化、そして隣国のトップ交代は、今年の日本経済の先行きを左右するものとなりそうですが、いずれにしましてもグローバル化はさらに進み、経済だけでなく文化や人的な交流も拡大し、ソーシャルメディアやネットワークの力は金銭や武力といった一国の力をも踏破する“武器”になりつつあるように思えます。今後を担いそして世界をリードしていく各国のトップには、国や民族が互いに尊重し、かつ協調し合う互恵の関係で世界情勢の安定化に向けた舵取りを期待したいものです。

私たちは、お陰様で皆さま方の厚いご支援のもと、2012年12月1日で創立35周年を迎えさせていただきました。設立当初の時代背景と比較して、超円高、コスト競争、グローバリズム、新興国の台頭、等々まさにビジネス領域は、世界規模へと拡大し、それにともなう経営環境は、大きく様変わりしました。安定成長の時代から不確定な時代へとますます厳しい時代背景へ移ろいゆくなかで、今私たちも、次世代に向けた新たな経営理念やその発想に基づく体制を構築し、さらなる事業発展に鋭意努力したいと考えています。私たちは、この数年、 SI・ソフト・サービスを事業の柱として事業推進を実施してまいりました。本年は、昨年のグループ統合によりこれまでに増して事業体制の強化、 3本の事業連携による新たなビジネスシーンの創出とビジネスモデルの確立、等々を着実に実現していく所存です。特に、重点施策としまして、以下のように考えております。

◇ SI事業領域:コスト低減、品質強化に努めます。
また、海外進出のお客様向け支援は、 NTTデータグループのチャネルを活用したシステム提案やサービス内容の充実を図ります。

◇ソフト事業領域:製造業分野をはじめとするSpace-Eのお客様向けに、現状ソフトの高速化、高機能化、高付加価値化に取り組み、最新の ITを活用したサービスで新たな価値をご提供いたします。

◇サービス事業領域:長年培った業務ノウハウや経験を事業統合のもと棚卸をし、アウトソーシング領域の拡大と効率化、そしてサービス内容の充実を図ります。

◇ものづくり事業領域:金型製造に関わるお客様や支援団体をこれまでと同様にサポートさせていただくと同時に、今ものづくり技術の業界に“イノベーション”を起こさせつつある AM(Additive Manufacturing)造形技術に関わる研究や適用事例をご紹介し、お客様への運用コンサルや事業化支援を推進いたします。

私たちは「ものづくりの未来をITで支援する」をモットーとしております。これまでと同様に、お客様の発展と成長を NDESがご提供する ITツール(ソフト、SI)+経験と実績(サービス)でご支援してまいります。今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう心よりお願い申し上げますとともに、相変わりませぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。最後に、皆さま方にとって本年が良い年になりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

2013年元旦

新年明けましておめでとうございます

日軟信息科技有限公司 総経理 真藤 航平
日軟信息科技有限公司
総経理 真藤 航平

昨年中は、ご指導ご鞭撻いただきましてありがとうございました。

日軟信息科技有限公司(以下、日軟)へ赴任して一年が経ちました。現在、中国へ進出された日系企業や、海外企業のローカル化がますます進む中、日軟は、中国での10 年間の経験を武器にして、日系企業へのご提案やサポート、およびシステムのご提供をすることができました。

昨年、日中関係は最悪の時代となりましたが、中国の発展は日本の技術と文化から学ぶところがたくさんあることや、経済不況の日本は中国市場へ期待を寄せていることから、新しい友好な協業関係になれると信じています。

今年、日軟は新しい時代に応じた次のような事業展開を図る予定です。

1. ローカルパートナーと共同で日系企業をご支援します。
Space-Eを始め、製造業向けトータルソリューションとサポートをご提供します。

2. ローカル企業に対して、現地パートナーを通して、日本の技術でご支援し、市場拡大を目指します。

3.グループ企業と連結し、新事業としてシステムインテグレーションサービスを中国で展開します。開発体制を強化し、より早くお客様の要求を実現します。

これから中国へ進出をご検討されているお客様、そして既に進出されているお客様も、ぜひ日軟にお声をおかけください。日軟は、NDES グループ、NTT データグループの一員として、お客様の中国での事業成功に貢献できるように取り組んでまいります。

本年も皆さまにとって輝かしい年となりますようお祈りいたします。

新年明けましておめでとうございます

ENGINEERING SYSTEMS SOLUTION SLOVAKIA s.r.o. 取締役社長 Milan Buchman
ENGINEERING SYSTEMS
SOLUTION SLOVAKIA s.r.o.
取締役社長 Milan Buchman

中欧の国スロバキアより一足早く新年を迎えられた日本の皆さまに心よりお喜び申し上げます。

一昨年の2011年は、日本もヨーロッパも大変苦しい1年でした。2012年度のお正月には、全世界の皆さまが良い年であるように祈りました。個人的には、2012 年度は2011年に比べて良い年でした。日本の皆さまはいかがでしたでしょうか。

2012年度のお正月に約束したプランを全て実現できたでしょうか。そして、2013年度の新しいプランを計画できたでしょうか。

お正月は普通の日ではなく、終了と開始のための時間、反省と立案のための時間です。前の年は歴史になり、新年は新しいプランを立案するスタートの日だと考えています。新プランを作成する時には、前に終わったプランをレビューし、そのレビューの結果をもとに新しいプランを作成することが重要だと思います。

その意味ではESSスロバキアの2012年の状況と2013年のプランを皆さまにご報告する必要があると考えています。

ご存知のように2011年度からESSスロバキアは方針を変えて、ヨーロッパ向けのビジネスを開始しました。

2011 年からスタートしたNTT データグループ内連携ビジネスを2012年度には拡大することができました。さらに2012年度のスタート時に、NTT データグループ以外の会社とのビジネス開始を計画し、こちらも計画通りに実現することができました。

2013年度ESSスロバキアは、社員数を増やし、NTT データグループ内・外の両ビジネスを拡大することをここに約束したいと思います。もちろん、来年度も経済的にとても厳しい年になりそうだということを理解していますので、皆さまからのご支援、ご協力をお願いしたいと考えています。

皆さまにとって2013年が素晴らしい一年になりますよう、中欧の国スロバキアより祈念しております。