人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.72 | トピックス
新年のごあいさつ

謹んで新年のお慶びを申し上げます

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 代表取締役社長 木下 篤
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
代表取締役社長 木下 篤

旧年中は一方ならぬご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。

“新生NDES”としてスタートし2年が経過しました。NDES One Team としての活動も着実に進み、これもひとえに皆様の日々のご支援とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

さて昨年は、“ねじれ国会”も解消し、ようやく“決められる政治”として国政が動き始めました。新政権が推進する“アベノミクス”や“3本の矢”といった経済政策は円高是正と株価上昇をもたらし、日本経済の回復が現実味を帯びてきました。金融緩和による経済刺激のため、とかくマネー先行型の回復とも呼ばれているようですが、製造業向け鋼材需要が高まり、工作機械等の設備投資においても国内受注の動きが見られ、内需回復の手応えをつかみつつあります。これまでの新興国向けの外需頼みだけでなく、今後の内需回復は、日本経済を再び世界の表舞台へ導く力強いパワーの源泉につながると思います。

また、2020年オリンピックの開催地として東京が決まったことや東北地方を舞台とした連続ドラマが一大ブームを巻き起こしたこと、11月には楽天イーグルスが日本一になったこと、等々これまで暗い話題が多かった日本にもようやく光明が差し込んできたように思いました。

一方、海外に目を向けるとユーロ圏経済の本格的な景気回復はまだまだ先のようです。中国経済も一時の勢いは見られず、民族問題や隣国との領有権問題でむしろリスクが増大しているようにも思えます。米国は、かつての日本の政治と入れ替わったかのように"ねじれ国会"状態にあって、"決められない政治"に苦しんでいます。

こうしてみるとわが日本は、将来が明るく開けているようにも思えるのですが、中・長期的には、少子化・高齢化といった人口動態や原発事故後のエネルギー問題など依然として課題が山積みです。"決められる政治"を得た現政権には、財政再建と経済成長の両立を実現し、世界の表舞台へ漕ぎ出す"日本丸"の慎重な舵取りをぜひともお願いしたいものです。

冒頭に申し上げましたように、私たちはこの数年、グループ企業の統合や事業統合に取り組み、NDES One Teamとして活動してまいりました。昨年は、(1)グローバル展開の促進、(2)リマーケティングと新ビジネスモデルの創生、そして(3)時代に即応した営業力の強化、の3テーマを骨子とした中期計画をスタートさせました。そのスタートに合わせ、従来の製販一体とした事業本部体制から営業本部と開発本部(SE・開発部門)に分離した製販分離体制への組織改革にも取り組みました。リーマンショック以降、私たちを取り巻く経営環境は目まぐるしく変化し、その一方でお客様のニーズは日々多様化し、しかも要求されるQCDの達成基準はますます厳しくなっています。製販分離体制により、営業本部一体で情報の共有やノウハウの活用を広範囲にかつスピーディに行い、また開発本部では、業務ノウハウの蓄積と伝承、そして最新の技術や開発手法を業務に取り込み、なお一層の品質向上、コスト低減に取り組んでまいります。

事業内容は、これまでと同様に、SI・ソフトウエア・サービスを軸足とした事業展開を実施し、特にグローバル領域を含め新たなマーケットを視野に入れた商品開発、NTTデータグループとの連携強化、そしてクラウド環境を利用した自社独自のビジネスモデルの構築とサービスの強化に努めてまいりたいと考えています。

私たちは「ものづくりの未来をITで支援する」をモットーとし、お客様の発展と成長をNDESが提供するITツール(ソフトウエア、SI)+経験と実績(サービス)でご支援してまいります。今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう心よりお願い申し上げますとともに、相変わりませぬご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。

最後に、皆様方にとって本年が良い年になりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

2014年元旦

新年明けましておめでとうございます

日軟信息科技有限公司 総経理 真藤 航平
日軟信息科技有限公司
総経理 真藤 航平

昨年は格別のご厚情を賜り、厚くお礼を申し上げます。

日軟信息科技有限公司(以下、日軟)は、中国の製造業に対してCAD/CAM/PLMシステムのご提供およびサポートを行っている会社です。

昨年は、2020年の東京オリンピック開催決定の明るいニュースの中、日本国内の景気は少し回復してきました。

日軟は、中国のCAD/CAM/PLMメーカーであるCAXA社と戦略パートナーとしての関係を確立し、日系企業だけではなく、中国ローカル企業への支援やサポートができる環境を構築しました。

また、中国へ進出した日系企業のお客様の要望や課題に対して、よりスピーディな対応で解決策をご提案してきました。

2014年は巨大な中国市場において、日本の製造ノウハウをご提供し、お客様の発展に貢献します。このため、日軟は以下のような事業を展開していきます。

  1. 急激に進んだ円安の環境で、中国に進出した日系企業も、輸出がメイン事業の中国製造業企業も苦戦しています。日軟はお客様の声を聞き、中国のパートナーとして、より高付加価値のサービスをご提供して、ITでお客様を支援します。
  2. CAD/CAMシステム以外に、グループ会社と連携して、システムインテグレーションサービス事業を展開します。製造業のノウハウを生かして、エンジニアリング系のシステム開発やサポートをご提供いたします。

今年も皆様の一層のご指導、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

中欧の国スロバキアより一足早く素晴らしい新年を迎えられた皆様や
ご家族の方々に心よりお喜び申し上げます

ENGINEERING SYSTEMS SOLUTION SLOVAKIA s.r.o. 取締役社長 Milan Buchman
ENGINEERING SYSTEMS
SOLUTION SLOVAKIA s.r.o.
取締役社長 Milan Buchman

昨年は皆様にとって仕事やプライベートで良い年になりましたでしょうか。

2013年を振り返ると、まず日本の皆様に「おめでとうございます」と言いたいです。それは、2020年夏季オリンピックが東京開催で決定したからです。1964年の東京オリンピックは、日本に高度経済成長時代の好景気をもたらしたので、2020年もオリンピック景気で日本が明るくなり、経済活力が高まることを祈っています。個人的には、長野オリンピックのときにボランティアでサポートしたことを楽しく思い出しました。

ところで、昨年のESSスロバキアの状況を天気マークで表すと、晴れ時々曇り少し雨でした。残念ながら、昨年も日本、ヨーロッパを含め全体的に大変苦しい年でした。この影響でESSスロバキアは、計画の大半が執行できず、特に社員の増員、NTTデータグループ以外でのビジネス拡大などが実現できませんでした。しかし、ヨーロッパにあるNTTデータグループ内のビジネスでは、初めてESSスロバキアとして半分以上の売上高を実現できました。

よく言われることで「人生はマラソンではなく、スプリントの連続である」があります。昨年は2014年のスプリント向けの準備として捉え、大きな期待と熱意をもって、2013年度の残りの計画を含めて、新年度で実現できるように取り組んでいきます。

2014年も経済的に大変厳しい年になりそうですが、設立12年目を迎えるESSスロバキアは、皆様からのご支援、ご協力をいただきながら邁進していきます。

最後に英語で新年のご挨拶をします。

May you have a bright and prosperous 2014 New Year filled with all good blessings.
Happy New Year 2014!!!