人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.92 | トピックス
新年のごあいさつ

明けましておめでとうございます

株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 代表取締役社長 東 和久
株式会社NTTデータ
エンジニアリングシステムズ
代表取締役社長 東 和久

旧年中は皆さまの並々ならぬご支援、ご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。

2019年の年初にあたり、ごあいさつ申し上げます。

2018年は、設備工事・建設・造船・橋梁・新電力分野など、受注生産型製造業に特化したERP短期導入ソリューションとして私たちが開発した「Project-Space」が多くのお客さまに採用され、ご好評を得ることができました。また、沖縄マニファクチャリングラボでの5軸加工向けCAM開発やAMデザインラボでの3Dプリンターによる新造形技術開発など、時代の変化に対応すべく新技術開発にも積極的に取り組んでまいりました。そして、2018年6月にスタートした新経営体制の下、最終年度となる中期経営計画の目標を達成できる見込みも立ち、新しいステージを順調に進めることができた一年となりました。

さて、2018年はデジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉を耳にする機会が多い年でした。これは世の中でクラウドコンピューティング、IoT(Internet of Things)、AI(人工知能)、RPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)やエッジコンピューティングなどの最先端技術の実用化が加速しており、私たちを取り巻くさまざまな環境で活用され始めたからだと考えています。

特に、デジタルトランスフォーメーションによる"自動化"の勢いは、例えば自動車産業では100年に一度の大変革期と称されるほど、グローバルで大規模なものへとなってきており、自動車産業だけでなく情報通信産業をはじめとする多くの産業にも"自動化"の波は広がってきています。

もちろん、私たちも開発工程において品質強化を狙い、検査工程における"自動化"に取り組んでまいりました。また、クラウドサービスにAIを融合させた新サービスの検討を推進しており、お客さまの業務変革のお役に立つことができるご提案を行ってまいります。

2019年は、デジタルトランスフォーメーションが、昨年以上に加速する年と予測しております。ただし、そこには、ICT(情報通信技術)という道具に注視するのではなく、そこから得られるビッグデータをどのように利用していくのか、また、そのためのシステム構築をいかに進めるのかなど、システム以外にも多くの課題があります。私たちは単なるソリューションの提案ではなく、一つ一つの課題をお客さまと一緒に解決し、デジタルトランスフォーメーションによる新しいビジネスを、お客さまと共に創造できればと考えております。

一方、私たちは、デジタル化による業務"改革"だけでなく、トラディショナルな日々の業務"改善"についても、これまで通り積極的にご提案してまいり、デジタルとトラディショナルの両面でお客さまの変革と成長に貢献できればと考えております。

2019年は、これからも社会へ貢献する企業として、働き方改革への取り組みも重要になります。

社員の事情に応じた多様な働き方が選択できる職場を実現し、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境づくりを図り、それとともにイノベーションによる生産性向上を検討してまいります。本取り組みは、社内への適用だけでなくNTTデータグループおよび協力パートナー様とも共有しながら、お客さまに喜ばれるご提案へつなげてまいりたいと考えております。

さらに、お客さまにご満足いただけるだけでなく、社員が生きがい、働きがいを持つことができる企業を目指します。

私たちは、2019年も企業理念である「時代の変化に対応したグローバルなシステム関連事業を通じてお客さまの信頼を得、社会に貢献する企業となる」を基本的指針として事業を行ってまいります。

今後とも倍旧のお引き立てを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

最後になりましたが、皆さまにとって本年が明るく良い年であることを祈念しまして、年初のごあいさつといたします。

平成三十一年元日

新年快楽 万事如意

日軟信息科技(上海)有限公司 総経理 山崎 武紀
日軟信息科技(上海)有限公司
総経理 山崎 武紀

旧年中は格別の御厚情を賜り、厚くお礼を申し上げます。

日軟信息科技(上海)有限公司は、NTTデータエンジニアリングシステムズ(以下、NDES)の中国拠点として、CAD/CAMシステム、解析システム、生産管理システムを、主に日系製造業のお客さまにご提供しております。

2018年8月には、オフィス移転を行い、新たなオフィスで新しい年を迎えることができました。最寄り駅は上海火車駅で移転前と変わりませんが、天目西路を500メートルほど西側に移動したところとなります。

昨年は、一般社団法人ものづくりネットワーク沖縄様にもご協力をいただき、11月に上海で開催された「FBC上海2018ものづくり商談会in未来工業展覧会」に私たちのブースを出展しました。これを機にSpace-Eを中国でも広く認知していただき、新たなお客さまにご提案をしていきたいと考えております。また、ここ数年、中国における5軸加工の需要が増加しておりますので、Space-E/5Axisの有効な機能、事例についても積極的にご紹介をしていきます。

現地社員は日本語が堪能です。サポートなどのご要望がございましたらご遠慮なく電話またはメールでお問い合わせください。また、大連や広州にも代理店があるため、上海以外でもサポートは可能ですので、お気軽にご相談ください。

本年も、NDESと協力をしながら中国に進出している日系製造業のお客さまの真のパートナーとなれるよう社員一同尽力いたします。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

明けましておめでとうございます

ENGINEERING SYSTEMS SOLUTION SLOVAKIA s.r.o. 取締役社長 Milan Buchman
ENGINEERING SYSTEMS
SOLUTION SLOVAKIA s.r.o.
取締役社長 Milan Buchman

中欧の国スロバキアより、皆さまにおかれましては、素晴らしい新年を迎えられたことと心よりお喜び申し上げます。

今年、ENGINEERING SYSTEMS SOLUTION SLOVAKIA s.r.o.(以下、ESSS)は、設立17周年を迎えます。昨年を振り返ると、NTTデータエンジニアリングシステムズ(以下、NDES)の製品開発に力を注いだ一年となりました。これまでのSpace-E、Manufacturing-Space、Beagle、Darwinの開発に加えて、NAPA社とNDESが3月にプレス発表をした「NAPA Steel-Beagleインタフェース」の開発に携わりました。

その他には、ヨーロッパで中心となっているIoT、VR、AR、AIの技術をNDESの製品に反映しながら新技術対応の支援を行いました。

また、NTTデータグループとの取り組みとしては、ヨーロッパのNTTデータグループの開発プロジェクトへ初めて携わり、今年も積極的に協力したいと考えています。スロバキアにあるNTTデータグループのitelligence社とも協力を始めましたので、近い将来はオフィスの共有を予定しています。

日本では2020年に夏季東京オリンピックがあります。ESSSは、それに向けてNDESと共に社会貢献ができる企業になれるよう、まい進したいと考えています。

最後になりましたが、旧年の皆さまのご厚情とご支援に感謝するとともに、皆さまとご家族にとって成功に満ちた幸せな1年になるようお祈りして、新年のごあいさつといたします。