株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ カスタマー&サービス事業本部 アディティブ・マニュファクチャリング事業部 営業部 担当部長 川村 孝慈 |
はじめに
去る2019年9月19日、東京コンファレンスセンター・品川にて、国内では第2回となるEOS Electro Optical Systems Japan株式会社主催イベント 「JAPAN EOS DAY 2019」が開催されました。本イベントの開催案内を開始してから3日を待たずして申込者数が定員の100名を超え、あまりの反響の大きさに、急きょ150名の定員に拡大されました。
本イベントでは、これまでのベンダーによる事例の発表という域を超え、Additive Manufacturing(以下、AM)テクノロジーの導入検討に向けた考え方、AMに必要な組織づくりや最終部品の量産に向けた品質保証などをテーマに、お客さまを含め社内外のAMエキスパートを招いた講演により、お客さまがAMへの投資を見える化するために必要となるさまざまな情報をご提供しました。
(主な講演者:日産自動車株式会社様、三菱重工業株式会社様、ナブテスコ株式会社様)
ものづくりの創造的破壊を実現するAM
今、全ての産業でスピードアップが求められています。グローバルレベルでの厳しい競争に打ち勝つために企業はイノベーションを加速させる必要があります。この直面している課題に対するソリューションの一つがAMです。EOS社 Managing DirectorのDr. Adrian Kepplerは講演の中で、AMを利用することにより、高い設計の自由度、高い材料の自由度、高い製造の自由度という3つのメリットを得ることができ、さらに、このメリットは製造業界の創造的破壊につながると語りました。また同氏は、EOS社の強いコミットメントを日本のお客さまに示し、強固な産業基盤を持つ日本は大きな変革を実現するパーフェクトな環境であり、EOS社は、NDESと共にその変革を成し遂げていきたいと強い意向を示しました。


おわりに

「JAPAN EOS DAY 2019」は、多くの皆さまに聴講いただき、これまで以上にAMへの強い関心がうかがえました。AMに関するご質問がございましたら、私たちが対応させていただきます。例えば、AMで製造したい部品はあるが何から始めたらいいか、造形を試したことはあるが今の設計は適切なのか、AMの製造で得られる性能が知りたいなど、ご遠慮なくお問い合わせください。
次号は、2019年11月19日~22日までフランクフルトで開催されたFormnext 2019についてご報告いたします。