GRADE/HULLとは
GRADE/HULLは、機能設計から生産設計までをカバーする三次元CAD/CAMシステムです。
図面類は承認図から工作図まで、加工情報は NC切断からロボット溶接・塗装情報まで出力可能です。
さらに、物量管理情報や各種図面フォーマットのインターフェースも充実しています。
上流設計から現図システムまで、ご導入先のニーズに合わせてご活用できる統合造船システム、それがGRADE/HULLです。
GRADE/HULLの生い立ちと進化
GRADE/HULLは、日本語対応の国産造船システムです。コマンド体系から出力情報まで、すべてが国内造船所の設計・生産思想に基づき開発されました。
GRADE/HULLの母体となったのは、当社が日立造船株式会社とともに開発したHICADEC-Hシステムです。 その全ての機能を搭載しながら、コマンド体系等を見直して、使いやすく再構成したシステムをGRADE/HULLとして販売を開始いたしました。
その後、毎年多くの機能が追加され、毎秋のユーザーミーティングなどで公開されています。
GRADE/HULLの歩み
1993年 | UNIX EWS版で販売を開始 |
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1999年 | PC版の販売を開始 |
2002年 | Microsoft® Windows® XP版に対応 |
2005年 | データベースサーバーとしてLinux対応のPCサーバーを発表 |
2011年 | Microsoft® Windows® 7(32bit、64bit)に対応 |
GRADE/HULLの導入実績
GRADE/HULLは、当社の母体である日立造船株式会社(現・ジャパン マリンユナイテッド株式会社殿)をはじめとする10社以上の国内造船所のほか、多くの設計会社にご導入いただきました。
GRADE/HULLが本当に「使える」システムであることは、開発元のいわゆる大手造船会社のみならず、多くの中小型造船会社にもご導入・ご活用いただいていることからもおわかりいただけると思います。
さらに、その生産性に着目した欧州最大級の造船所にも英語版が導入されました。この造船所だけではなく、国内中小型造船所の多くが、他社製システムからの乗り換えであることも、GRADE/HULLの有用性を裏付けています。
関連情報
- 2018年03月15日
- プレス発表
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3次元データ活用を促進する造船業界向け設計ソリューション
「NAPA Steel-Beagleインターフェース」を提供開始
- 2017年04月01日
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造船業をITで支援する取り組み
~現場支援・艤装設計支援・技術開発~ - 2016年07月01日
- トピックス
- SEA JAPAN 2016 出展報告
- 2015年04月01日
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- Beagleを利用した造船業における3D活用状況
- 2014年04月01日
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GRADE/HULL上流化への取り組み
3次元船殻CAD(GRADE/HULL)および
PrimeShip-HULL(Rules)/CSRとのインターフェースの開発 - 2004年10月01日
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3次元船殻CAD/CAMシステム
GRADE/HULLのご紹介 - 1996年10月01日
- システム紹介
- 船殻CAD/CAMシステム GRADE/HULL Ver.7.04
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