人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.99(2021年1月 1日発行)

社長インタビュー

中堅企業連邦のサノヤスグループ シナジー効果を生み出す 新基幹システムにProject-Space®を導入

サノヤスホールディングス株式会社 様

サノヤスホールディングス株式会社様を持株会社とするサノヤスグループ様は、1911年に造船業を創業したことから始まり、2021年4月に創業110周年を迎え多様な事業を展開しています。新規事業、グループ企業の統合など、常に“変革と挑戦”を続けているサノヤスグループ様では、グループ企業での利用を想定した基幹システムの更改をし、純国産のERPである「Biz∫」をベースとする「Project-Space」を導入しました。そこで今回は、サノヤスグループ様のこれからと新基幹システムへの期待についてお伺いしました。

お客様事例

柔軟な視点から生み出される精密ゴム金型

有限会社古瀬製作所 様

埼玉県の南東部に位置する吉川市は、首都圏の住宅地であり農業も盛んな地域です。半世紀以上にわたりこの地でゴム金型設計、製作を続ける有限会社古瀬製作所様では、NDESの3次元CAD/CAMシステムをGRADEからご利用いただき、現在は、4ライセンスの「Space-E」をゴム金型の設計に活用されています。今回は、高付加価値なゴム金型を柔軟な視点から生み出している老舗企業が目指す未来と、Space-Eの役割についてお話を伺いました。

システム紹介

モデルベース開発における制御系モデル情報交換システムの構築ー日本自動車工業会(JAMA)様における取り組みについてー

近年、自動車業界ではCASEに代表されるように、産業構造の変革を余儀なくされ、製品ライフサイクルの短縮化に加えてシステムの複雑度が上がっています。この状況に対応するためには、設計情報(要求、仕様情報など)を複数の企業間、複数のツール間でやり取りせざるを得ず、情報のトレーサビリティが担保されていることが求められます。設計情報のトレーサビリティ担保が可能になれば、モノを作製することなく、設計内容の確からしさをシミュレーションすることが可能となり、工数の削減や製造コストの低減が期待できます。そのためには、ハードウエアだけでなく制御系(ソフトウエア)についてもモデル化を行い、製品全体をシステムとして取り扱うことを可能にすることが不可欠です。

システム紹介

Manufacturing-Space® Version 4.6 新機能のご紹介

ものづくり業界向けクラウドサービス「Manufacturing-Space」は、2021年6月に最新Version 4.6(以下、Ver.4.6)のサービスインを予定しています。新型コロナウイルス感染症の影響で働き方が大きく変わる中、クラウドの重要性が再認識されています。そこでVer.4.6では、テレワークでも円滑に作業できる環境を整える機能を充実させました。オンプレミスで構築されている作業環境からテレワーク環境への移行をスムーズに行うことができます。時代のニーズに沿って進化し続けるManufacturing-Space Ver.4.6の内容についてご紹介します。

表紙画像

No.99表紙

有限会社古瀬製作所 様の写真、画像データをもとに表紙をデザインしています。