季刊誌 NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。
社長インタビュー
人が育ち技術が育つ 沖縄県うるま市発のものづくり 未来に生きる5軸加工技術を生み出し日本全国へと発信
うるま市長 様 / 一般社団法人 ものづくりネットワーク沖縄 様
私たちNDESは、2012年1月から沖縄県うるま市にマニファクチャリングラボを構え、CAD/CAMシステムSpace-Eの研究開発を続けてきました。そして約10年を経た2021年7月、生産性向上に向けた工場全体のマネジメントを目指し、ものづくりの自動化を推進する拠点としてMold Future Space - OKINAWA(以下、MFS-OKINAWA)を新設しました。この活動の根幹には、ものづくりをはじめ産業振興に注力しているうるま市の環境と一般社団法人ものづくりネットワーク沖縄(以下、mdn)様との連携があります。今回は、2021年5月にうるま市長に就任された中村 正人様、mdn代表理事の金城 盛順様と沖縄から日本全国へと広がるものづくりの未来について語り合いました。
お客様事例
部品カタログで3次元設計に取り組み 冷却穴の設計不具合を削減
株式会社 駿河エンジニアリング 様
金型専門メーカーのマルスン駿河グループで唯一樹脂成形金型を専門分野とする株式会社駿河エンジニアリング様は、長年にわたって金型設計にSpace-Eを利用しています。2021年度の同グループ内のQC活動で設計における冷却穴の不具合の削減に取り組む際、Space-E/Moldのユーザー部品カタログの見直しを行いました。その結果、冷却穴の不具合の削減と設計の効率化を実現することができ、同グループ内のQC活動で社長賞を受賞しました。
システム紹介
Space-E Version 5.10リリースのお知らせ
私たちはものづくり分野のお客さまの未来をITで支援するため、Space-Eの「自動化」を目標とし、お客さまの声に耳を傾けながら開発に取り組んでいます。新バージョンのSpace-E Version 5.10(以下、Ver.5.10)では、最高品質の5軸加工とモデリングの実現を目指して新機能の追加や機能強化を行いました。ここでは、自動化へ進むSpace-E Ver.5.10の概要をご紹介します。
製造設備の遠隔監視や異常検知をするソフトウエア LOSSØ-standardのご紹介
当社は1960年に設立し、モバイル通信網のネットワークソフトウエアの開発やさまざまな企業様の業務システムの構築に携わってきました。2017年からはAIやIoTを活用して製造業様の工場の課題を解決するパッケージソフトウエア「LOSSØ(ロッソ)」を提供しています。そのシリーズの中から本稿で紹介するLOSSØ-standardは、製造業様の工場向けに製造設備の遠隔監視や異常検知をするためのパッケージソフトウエアです(図1)。
トピックス
SDGsは中小企業の経営を持続可能にするヒント集
SDGs(持続可能な開発目標)は、企業経営を持続可能にするヒント集と思っています。 「SDGsはビジネスチャンス」という声を聞きますが、どうでしょうか? 会社のホームページにカラフルなSDGsのアイコンを掲げ、スーツに円形のSDGsバッジを身につければ売上高は増えるかというと、SDGsに賛同しただけでは得られるものはないと思います。問題はSDGs達成に貢献する意識があるか、ないかです。
リフレッシュ
折り紙の科学 ③自由な発想の研究から生み出される折り紙の可能性
3号にわたりお届けしてきた「折り紙の科学」について、最終回となる今回は、私たちの目に見えるところ、見えないところで活躍する折り紙工学の実例をご紹介します。また、著者である萩原一郎先生・奈良知惠先生が取り組まれている研究の一端についてもご紹介できればと思います。
「人とシステム」電子ブック版
株式会社 駿河エンジニアリング 様の写真、画像データをもとに表紙をデザインしています。