人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
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No.39 | システム紹介
Darwin Revue / Darwin Vue Ver.1.5をリリース
システムソリューション統括部 システム開発部
金型設計グループ 主任技師 広崎 貴

はじめに

設計の打ち合わせ・製造現場での形状確認・営業見積りなど、幅広い業務で使えるツール、Darwin製品の最新版Ver.1.5を2005年9月にリリースしました。今回のバージョンの特長をご紹介します。

Ver.1.5の特長

【対応CADファイルバージョン】

読み込めるCADファイルのバージョンを更新しました。

標準で読めるもの 読み込み対応バージョン
IGES 5.3まで
Space-E 4.4まで
GRADE/CUBE 全て
ACIS R15
リーダーオプション  
CATIA V4 4.1.9 - 4.2.4
CATIA V5、Space-E V5 R2 - R15
Pro/ENGINEER 16 - Wildfire 2
Unigraphics 11 - 18、NX1、NX2、NX3
SolidWorks 98 - 2005
Parasolid 10.0 - 16.0.115
STEP AP203、AP214

(※) I-DEASオプションは、販売を終了しました。

【中間ファイル出力機能】

読み込んだネイティブCADデータの形状をIGES、STEPフォーマットで出力する機能を追加しました。

【機能追加】

画面例
図1
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

■一括断面作成

断面線作成をピッチ指定で、一括して行える機能を追加しました。(図1)

画面例
図2

■シーンブラウザ拡張

3D形状+注記+表示状態を保存するシーンブラウザ機能に、見出し画像(サムネール)を追加しました。また各シーンは、リンクとして、ファイルへのリンクやWebページ等へのURLリンクを保持できるようになりました。これにより、各シーンで説明・伝達したい事項についての資料、データを関連付けておくことができます。(図2)

画面例
図3
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

■補助要素作成

これまでの点・線分要素作成に加えて、円・折れ線などの補助要素を作成できるようになりました。(図3)

穴配置などの検討の際に利用できます。

改善点

これまでのバージョンをご利用のお客様から要望の多かった点を中心に改善しました。

■インストールの高速化

■アイコンメニューの操作性の改善(図4)

説明図
図4
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

これまで、ドロップダウンメニューで切り替えていた、3D表示方向、表示モード(ワイヤー、シェーディング、陰線など)、ビューイング操作モード(回転、平行移動など)を、ワンタッチで切り替えることができます。従来のドロップダウンメニューも、そのまま使用できます。

おわりに

受注から設計・製造のあらゆる部門でのチェックツールとして、3Dビューワは、より有益な使いこなしを求められる時代です。実戦的な機能を搭載し、かつ使いやすくなったDarwin製品は、設計・製造業務の3次元化を促進します。

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