人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
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No.83 | システム紹介
3DEXPERIENCE Platform ENOVIA V6による
BOM管理のご紹介
株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
ビジネスインテグレーション事業本部
ソリューション企画室 PLMソリューション部
第一営業課 橋本 拓巳

はじめに

本誌前号(No.82)では、3DCADデータの効果的な運用について、「CATIA V5 ENOVIA V6バンドルパッケージ(ASO3X-JP)」を用いたレイアウト設計業務から設計業務までの流れ、およびシステム構成/要件をご紹介しました。

今回は、BOM(部品表)の管理、さらにBOM管理に役立つダッソー・システムズ株式会社の次世代製品である「3DEXPERIENCE Platform ENOVIA V6(Project and Product Engineer:PPKX) 」についてご紹介します。

BOMの必要性について(E-BOM)

(写真)
図1 自転車の部品表の例

E-BOM(Engineering BOM:設計部品表)は、主に設計部門が活用し、ものづくりに必要な製品の全情報が網羅されている部品表です(図1)。

E-BOMは、構成要素となる各部品に関係するCADデータや技術仕様を関連付けて管理する必要があります。その他の部品表には、製造部門が活用するM-BOM(Manufacturing BOM:製造部品表)や営業部門が活用するS-BOM(Sales BOM:販売部品表)などがあります。

ENOVIAとは

(写真)
図2 ENOVIAの概要

ENOVIAはPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ソフトウエアです。

PDM(プロダクト・データ・マネジメント)の機能も内包しており、CADデータの管理以外にE-BOMデータ管理やプロジェクト管理などさまざまな機能を利用できます(図2)。

ここでは、E-BOMの管理機能についてご紹介します。E-BOMには、主に以下の管理機能が必要です。

・部品表の作成
・部品表構成の正展開/逆展開
・CADデータとの相互連携
・購買システムとの連携

(写真)
図4 Excelの部品表からE-BOMへ
(クリックすると拡大画像が表示されます)
(写真)
図3 部品表の作成
(クリックすると拡大画像が表示されます)

◆部品表の作成

ENOVIA のWeb画面上から部品の属性や階層を定義して部品表を作成します(図3)。

また、Excelで作成された部品表を取り込んで、ENOVIAのE-BOMとして作成できます(図4)。

◆部品表の正展開/逆展開

部品表は階層構造で管理しており、製品を構成する全部品を含んでいます。その部品表を展開する機能として正展開と逆展開を備えています(図5)。

正展開は、製品(または上位部品)を構成する部品を確認することができ、その上、膨大な部品の中でも必要な箇所だけを展開することができます(図6)。

逆展開では、どの部品がどの製品(または上位部品)に使われているかを確認できます(図7)。

(写真)
図5 部品表の正展開/逆展開
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(写真)
図6 部品表の正展開
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(写真)
図7 部品表の逆展開
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◆CADデータとの相互連携

CADデータとE-BOMデータは相互に同期することができます。CADデータを取り込み部品表への展開が可能です。また、その逆にE-BOMのデータからCADアセンブリを作成することもできます(図8)。

◆購買部門との連携

E-BOMで構成される部品を取引先から購入する場合も多くあります。そうすると、E-BOM管理システムと購買システムの連携は非常に重要ですが、それぞれ別システムを使っていると、二重入力によるミスや入力漏れが発生します。そこで、ENOVIAと購買システムを連携させることで、設計部門は購買システムを意識することなくENOVIAから購買や状況確認を行うことが可能です。その結果、システムへの二重入力やミスがなくなり、業務効率の向上につながります(図9)。

(写真)
図8 CADデータとの相互連携
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(写真)
図9 購買部門との連携
(クリックすると拡大画像が表示されます)

おわりに

NDESは、PLMシステムだけでなく、ERPシステム(エンタープライズ・リソース・プランニング)であるProject-Spaceの販売・構築も行っています。このたび、ご紹介しましたENOVIAとの連携などのカスタマイズのご提案もいたしますので、ぜひNDES担当営業までお問い合わせください。

◆NDESウェブサイト(Project-Space製品紹介)

次回は、3DEXPERIENCE Platformでのプロジェクト管理を中心にご紹介する予定です。

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