人とシステム

季刊誌
NTTデータエンジニアリングシステムズが発行する
お客さまにお役に立つ情報をお届けする情報誌です。

No.58 | お客様事例
カーテクノロジー科の新設により
自動車関連に特化した技術者を育成

学校法人龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ様では、8学科による各々の基本知識、専門技術の習得や個々の個性、感性を最大限に引き伸ばすトレーニングを実施し、さらに社会人としての基本的なマナーやルールを習得できる専門学校です。

今回は、2011年に新設するカーテクノロジー科デジタルエンジニアコースでCATIA V5を利用した自動車関連の専門的な技術者育成を目指されるお話をお伺いしました。

カーテクノロジー科の新設

人物写真
教務部
副部長 佐野 清水 様

2007年にCATIA V5の学習ができるプロダクトデザイン科を新設して3年目に入りました。新設したときに、「人とシステム」No.50で紹介してもらいましたが、ここ数年はCADオペレータの人口が増加し、CADの操作ができるだけでは就職も厳しい状況になりつつあります。そこで、本校では自動車整備のオートメカニック科とCATIA V5の学習ができる学科を一緒にしたカーテクノロジー科を2011年より新設することにしました。カーテクノロジー科は、従来のオートメカニックコースと新設するデジタルエンジニアコースに分かれます。

これまでのプロダクトデザイン科では、ハンドクラフトによるアクセサリーや雑貨の制作も行っていましたが、2011年より住空間デザイン科に移行するので、この学科で学習できます。

自動車関連の専門技術を

人物写真
教務部
和田 清 様

デジタルエンジニアコースでは、CATIATrainerを利用しながら機械設計に的を絞った授業内容で自動車業界に特化した技術者育成を目指します。これまでのプロダクトデザイン科では、設計やCATIA V5の学習時間が週1/3程度でしたが、デジタルエンジニアコースではこの時間を増やして、より専門的な内容の授業にします。

カーテクノロジー科は、1年次の2学期からコースごとの授業に分かれますが、1学期は全員が同じ内容の授業を受けます。講義では、エンジン、シャーシ、力学、電装、法規、燃料、製図、材料などを学び、実習では、実際に自動車部品を分解して構造を学びます。そして、1年次の2学期からデジタルエンジニアコースは、一部共通の講義・実習を残して、CATIA V5を使ったモデリング実習に入っていきます。

やはり、実際に自動車の構造を目で見て学ぶことで、CATIA V5でモデリングするときに、どこの部品なのか、なぜそういう形状なのかが理解しやすいと思います。このように、自動車整備の基礎的な実習ができることが、通常のCAD専門学校との差別化につながります。

写真
自動車整備の実習場
写真
CATIA V5 による実習

本校では、修了制作のときにCATIA V5を使って、作品を作るようにしています。
前年度の修了制作はバイクでした。

まず、ペーパクラフトを使って部品を紙で立体的に作ります。次に、実際に寸法を測りCATIA V5で形状をモデリングしていきます。そして、この形状を造形機で造形しました。

本校では、専門に特化した授業以外に会社での資料、報告書、プレゼンテーションの作成に必要となるMicrosoft Word、Excel、PowerPointの授業も実施します。

修了制作の作品
CATIA V5による修了課題

CATIA V5認定技術者資格

本校でCATIA V5認定技術者資格試験が受験できる環境を整えました。昨年の卒業生では、3名がCATIA V5認定技術者資格試験に合格しています。まずは、スペシャリストのパートデザインを目指して、その後はアセンブリ、サーフェスを勉強していきます。

CATIA V5認定技術者資格試験の取り組みとしては、CATIA-Trainerを使って勉強した後に、課題による機械図面をもとにモデリングしていきます。またCATIAユーザ・コンパニオンも使って試験の合格に向けて勉強しています。CATIA-Trainer、CATIAユーザ・コンパニオンは、個々のペースで学習できるので、それぞれの生徒に合った進め方ができます。

今後の取り組みは

■CAM の取り組み

今はモデリングだけですが、モノづくりとしてCAMまでの一連の流れを勉強するためSpace-Eを導入しました。今後は、画面上での加工シミュレーションやマシニングの機械を所有している研究機関、工業高校などと連携して加工の学習までつなげていくことも考えています。

■就職先は自動車関係へ

カーテクノロジー科デジタルエンジニアコースの就職先は、自動車関係を目指しています。CATIA V5の操作の習得だけでなく設計ができるエンジニア、さらにモノづくりの流れが分かる人材を育成していきます。モノづくりの基礎ができていれば、自動車関係以外でも活躍できると期待しています。

CATIA V5の設計技術者の求人がありましたら、ぜひとも本校へご連絡ください。

【求人のお問合せ先】

龍馬学園 第二教務部 担当/平尾
電話:088-825-3303

おわりに

入学される方は、普通高校出身者が多くCATIA V5の操作は初めてだそうです。2年間で専門的な技術を習得できるようにカリキュラムも工夫されています。

大変お忙しいところ、貴重な時間を割いてお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

学校プロフィール

学校
学校

学校法人 龍馬学園 国際デザイン・ビューティカレッジ

URL http://www.ryoma.ac.jp/(外部サイトへ移動します)

住所 〒780-0935 高知県高知市旭町2-22
設立 平成4年4月1日
学科 カーテクノロジー科、住空間デザイン科、
グラフィックデザイン科、マンガ科、
トータルビューティ科、美容科、
美容科(通信)、総合研究科

関連するソリューション

関連するソリューションの記事

2019年01月01日
CAD/CAMシステムオンラインサポートサイト
e-support リニューアル公開のお知らせ
2017年01月01日
3DEXPERIENCE Platform ENOVIA V6による
プロジェクト管理のご紹介
2016年10月01日
3DEXPERIENCE Platform ENOVIA V6による
BOM管理のご紹介
2016年07月01日
CATIA V5 ENOVIA V6
バンドルパッケージ(ASO3X-JP)のご紹介
2014年10月01日
トータルソリューションのご提案(1)
STLの活用例
2009年10月01日
導入支援レポート(第2回)
「経験」に基づいた導入支援における金型テンプレート構築方法
2009年07月01日
導入支援レポート(第1回)
「経験」に基づいた導入支援の進め方
2008年07月01日
PLM技術レポート(第7回)
CATIA V5を使用した設計業務におけるカスタマイズ事例
2008年01月01日
PLM技術レポート(第6回)
「Space-E V5、CATIA V5を使用した、
カスタマイズ事例(3次元加工テンプレート)」
2007年10月01日
PLM技術レポート(第5回)
「Space-E V5、CATIA V5を使用した、
カスタマイズ事例(マクロによる自動化)」
2007年07月01日
PLM技術レポート(第4回)
「Space-E V5、CATIA V5を使用した、
カスタマイズ事例(マクロによる自動化)」
2007年04月01日
PLM技術レポート(第3回)
「Space-E V5、CATIA V5を使用した、
カスタマイズ事例(穴あけの自動化)」
2007年01月01日
PLM 技術レポート(第2回)
「金型要件におけるSpace-E V5、CATIA V5の運用事例のご紹介」
2006年10月01日
PLM 技術レポート(第1回)
「金型要件におけるSpace-E V5、CATIA V5の運用事例のご紹介」
2006年01月01日
PLMレポート(第4回)
「型設計効率50%UPを実現させるために」
2005年10月01日
PLMレポート(第3回)
「型設計効率50%UPを実現させるために」
2005年07月01日
PLMレポート (第2回)
「型設計効率50%UPを実現させるために」
2005年04月01日
PLMレポート(第1回)
「型設計効率50%UPを実現させるために」
2002年10月01日
PLMソリューション CATIA V5のご紹介