Simufact Welding
プロフェッショナルウェルディングシミュレーションシステム
Simufact Weldingによる解析事例を4つご紹介します。
2本のアルミニウム合金製パイプをT形に接合する溶接の解析事例を、溶接部近傍の温度分布とともに示します。
熱源がある場所の温度は融点を超えています。設定した伝熱特性をもとに、コンポーネントの温度変化が正確に計算されます。なお、モデリングにおいて設定している溶接ビードの構成要素は、熱源が通過すると同時にアクティブになり、コンポーネントの一部として機能します。2本のパイプおよび溶接ビードの接触面における境界条件は、融点を超えた時点で自動的に「固着」状態となります。
レーザー溶接により、2枚の鋼板を接合する解析事例を、温度分布とともに示します。
端部をクランプしない場合は、溶接中にギャップが発生します。ギャップ発生回避のためのクランピングコンセプトが検討できます。
鋼板の中央部にあるV溝への2層肉盛溶接の解析事例を示します。
溶接中の温度分布、溶接後の残留応力(長手方向断面の垂直応力)分布を示しています。モデル上に設定したトラッキングポイントから、残留応力値を直接出力できます。図のA-A'における残留垂直応力値は、実験結果と良い一致を示しています。
抵抗スポット溶接により、2枚の鋼板を接合する解析事例を、温度分布とともに示します。溶接モニターで、ナゲット形状を確認できます。
溶接ガンの動作は、CタイプおよびXタイプが定義できます。また、ISO5821に準拠した電極形状をあらかじめ用意しています。事前に電極形状を用意することなくモデリングが可能です。もちろんユーザーが作成した電極形状も使用できます。
Simufact Weldingは、Simufact Formingとのデータの互換性を持ちます。Simufact Formingとの連携は、「溶接後の塑性加工」、「塑性加工品の溶接」のような「プロセスチェーンのシミュレーション」を可能にします。
例として、テーラード・ブランクの製作(Simufact Welding)、およびその塑性加工(Simufact Forming)を示します。
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