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株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ

No.25 システム紹介

Space-E/STEPのご紹介

システム開発部CADグループ
チームリーダー 田丸 昭洋

STEPについて

STEP(Standard for the Exchange of Product Model Data)とはISO(International Organization for Standard)において定められているCAD/CAM等のデータ交換のための国際標準規格です。約10年前からISOにてその規格が審議され、今ではいくつかのアプリケーションプロトコルが実用化されています。

STEPの特徴はつぎのとおりです。

■コンピュータによるデータの厳密な定義

IGES規格などでは形状データを語句により定義していました。そのため規格を読む人によってはその内容を異なって解釈する場合があり、システム間でのデータの交換時にデータが渡らない不具合が起こることがあります。

STEPではこの問題を回避するためEXPRESSというデータを定義するための特別な仕組みを新たに作成し、コンピュータが直接解釈できるようにして人間の介在による曖昧さをなくしました。そのためIGES等と異なり、STEPを扱うシステムでは全て統一した解釈を行うため規格の解釈の不一致によるデータが渡らない不具合が起こりません。

■多くのアプリケーションプロトコル

STEPでは形状のみならず製品の全ライフサイクルで必要とされる全データを対象としています。ライフサイクルで必要なデータは各業種によって異なるため、STEPには板金/電子/NC/自動車/造船/プラント/建築その他それぞれの業種を対象とした多くの規格(アプリケーションプロトコル:AP)が存在します。

Space-E/STEPについて

Space-E/STEPはSpace-E/ModelerとSTEPの間の相互変換を行います。対象とするAPは203(双方向)及び214(STEP→Space-Eのみ)です。Space-EのファイルとしてSpace-Eのモデルファイル(mdpファイル)あるいはACIS SATファイルを扱うことが可能です。またGUIによる変換及びSpace-E/Modelerからの直接変換をサポートしています。GUIによりさまざまなオプションパラメータを簡単に設定することができ、あるいはSpace-E/Modelerからの直接変換により、Space-Eのモデルファイルを扱うのと同等の操作でSTEPファイルの変換を行うことができます。

Space-E/STEPがサポートするAP203はアセンブリを含んだ基本的な3次元形状を定義するAPで、STEPの初期からサポートされています。

AP214は自動車の機構設計をターゲットとしたAPで、最近のシステムではAP203と共にサポートするシステムが増えています。いずれのAPにおいてもサーフェイス/ソリッド/ワイヤの受け渡しを行うことが可能です。

現在ミッドレンジ以上のCAD/CAMを中心に、STEPをサポートしているシステムは増えています。STEPがその名のとおりデータ交換の標準として各システムを仲介し、Space-Eもその一端を担うことで皆様のお役に立つことができれば幸いです。

Space-E画面
(上図をクリックすると拡大図が表示されます)

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